夜の写本師

夜の写本師

880円 (税込)

4pt

右手に月石、左手に黒曜石、口のなかに真珠。三つの品をもって生まれてきたカリュドウ。女を殺しては魔法の力を奪う呪われた大魔道師アンジストに、目の前で育ての親を惨殺されたことで、彼の人生は一変する。月の乙女、闇の魔女、海の女魔道師、アンジストに殺された三人の魔女の運命が、数千年の時をへてカリュドウの運命とまじわる。宿敵を滅ぼすべく、カリュドウは魔法ならざる魔法を操る〈夜の写本師〉としての修業をつむが……。日本ファンタジーの歴史を塗り替え、読書界にセンセーションを巻き起こした著者のデビュー作。

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夜の写本師 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    すごく良書!
    この一冊で世界観がよくわかるし、無駄なくいろんなものが繋がって隙のない作品、という感じ。

    主人公は魔法の才能があるけど、訳あって魔法使いではなく魔法を込めた本を書くことのできる写本師になる。

    彼が村を出る出来事、若さ故の思い上がりによる挫折、新たな世界への道。。。
    なかなかの冒険談

    0
    2023年08月27日

    Posted by ブクログ

    魔法を舞台にした作品だが、主役は魔導士ではなく写本師。
    選んだ本の材質、インクの原料、ペンの種類など魔法が変わる。地味な手作業の先に夢があるようで、読んでいて面白かった。

    買った文庫本の後ろにあった解説で、魔法を扱う作品であるなら、その魔法を自然なものとして、扱う世界観として書くべきで、現実との比

    0
    2023年06月30日

    Posted by ブクログ

     ブク友さんの本棚で見つけた、細密画のような表紙の絵、「夜の写本師」という何とも引き込まれるタイトル。気になってしようがなかった。

     右手に月石。
     左手に黒曜石。
     口のなかに真珠。
     カリュドゥは三つの品を持って生まれてきた。

     と始まる。これはもう読み進めるしかないでしょう。
     そんな意味

    0
    2022年06月10日

    Posted by ブクログ

    自然環境や、町の様子、魔法などの描写がとても緻密で繊細。ファンタジー世界に浸りたい人には本当におすすめです。
    同じ世界観でシリーズが続いているので、いつか本作主人公のカリュドウが再登場することを願っています。

    0
    2022年03月04日

    Posted by ブクログ

    いや、すごかった。確かに今まで読んだファンタジーとは一線を画す世界。一気に読んで読み終えて、でも離れがたくて3回くらい読み返した。
    シリーズを順に読み進めるのが楽しみな作品です

    0
    2022年02月15日

    Posted by ブクログ

    たぶん、ネットで見かけて。

    酔った。酔わされた。
    昔から車酔いにも酒酔いにも弱かったが、
    この本の陶酔感と浮遊感はなんだろうか。

    踏みしめている大地が、いや世界が揺り動かされたからなのか、
    飛び散る血しぶきの匂いにむせたからのか、
    入れ子になっている生と死を、駆け抜ける速さに振り回されたからなの

    0
    2022年01月31日

    Posted by ブクログ

    文庫刊行当初より、このやや妖しげで蠱惑的なタイトルに惹かれ、ずっと読みたいと思いつつ数年、やっと読むことができました。

    エズキウムの地で、右手に月石、左手に黒曜石、口の中に真珠と三つの品をもって生まれてきたカリュドウは、産婆をつとめた女魔道師エイリャに引き取られ、育てられました。
    十二歳のある日、

    0
    2021年05月09日

    Posted by ブクログ

    日本におけるファンタジーの金字塔とも言える作品と聞いて読んでみました。
    面白い。一冊にまとめてるから少し早い展開のように感じますが、グイグイ引き込まれます。
    今、ラノベや漫画などで使われてるファンタジー要素も既にあるし、多くの人に影響を与えてきた作品なんでしょうね。

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    表紙がヤマザキさんのイラストだったから◎
    あたしの中学の旧友に似まくりでした
    カリュギラとおもう人物が素敵な魔法を使って、ペンや紙やインクを作ってた
    ストーリーは復讐じゃないですよ
    #冒険

    0
    2025年04月30日

    Posted by ブクログ

    魔術飛び交うハイファンタジー小説。
    様々な国で体系だてられた多くの魔術が出てくるが、どれも個性的で世界観を追い求めていくうちに読み終わっていた。
    主人公の設定が少し珍しくて先が気になる作品だった。

    0
    2024年11月21日

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