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2月23日は、富士山の日。「祝・世界遺産」の大々的なイベントが開かれ、さらなる注目を集める。本書は、富士山に登らなくても楽しめる文化遺産的ウンチクと他書では紹介されない怪しいスポット、願いごとを叶えるための驚きの方法といった“加門ワールド”の魅力はもちろん、今も富士山を信仰して登拝する富士講信者にもインタビュー。「ご来光は山頂では拝まない」など、貴重な証言も紹介し、歴史的資料としての魅力も十分!
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Posted by ブクログ
民俗学や風水、寺社仏閣や聖地と呼ばれる場所に造詣深い作家、加門七海が、富士山の表から裏、光から闇まで、書ける所まで書き尽くした、加門版富士山ガイドブック。 富士山に関する歴史の基本的なレクチャーから始まり、富士山に纏わる「かぐや姫」「記紀」「徐福と秦氏」の伝説、富士山を信仰する「富士講」の副講元...続きを読むへのインタヴュー、実際に行ってみた富士山世界遺産「構成資産」の著者なりの感想、そして加門流、富士山を含む「神社・仏閣・聖地への参拝術」――。 ただ「世界遺産になったから」などの理由で行くのは勿体ない。せめて行くなら富士山のことを知ってから行った方がいい。下調べせずに行って、後から「ああー、あそこでああしていれば、あそこも行けばよかった」などと悔やむなんて、行った意味がないではないか。 また、富士山はよく霊峰の一つに挙げられる。霊峰とは端的に言うなら「神が宿る山」である。霊峰には寺社仏閣、聖地同様に、普通の登山にはないマナーもある。マナーを犯して不幸せな登山にしないために、富士山に行くなら、まずはこれを読む事をオススメする。 そして、世界遺産となった富士山を国外の多くの人に知ってもらうために、ぜひ翻訳版を出してほしいものだ。
いやあ、この本。 ジャケ買いタイトル買い禁止の一冊であります。 世界遺産登録でブームだしぃ〜、ちょっと富士山に詳しくなっておこうかな〜、なんて軽い気持ちで手に取るとエライ目に遭います。 なんたって著者は「あの」加門七海さんよ? 普通の富士山ガイド本なんか書く訳がありません。 普通の富士山本に、諏訪...続きを読む信仰との関連やら徐福一行の移動ルートについての考察なんて出てこないでしょ(´・ω・`) 当然、紹介される富士山近辺スポットなんかも(富士浅間神社なんかは別として)かなーりマニアック、であります。うふふ、満腹満足。 それにしても、こんなタイトルにしたのは確信犯かそれとも出版社の軽挙妄動か…気になるなあ。
富士山は、時の権力者にも、一般市民からも常に敬意を払われた山、神であった。 秦の始皇帝から不老不死の妙薬を探せと日本にやって来たのは徐福。そしてその末裔は秦と名乗る。 富士山にまつわる神々の話。 富士山周辺に残る時代の覇者の話。
家のベランダから遠くに富士山が見えるだけでもなんだかうれしいものです。 富士山のすごさを自分の不思議体験とともに語る著者はなんだか楽しそう。そりゃそうかもな。
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