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「シュレーディンガーの猫」は量子力学の黎明期に、波動方程式の解釈をめぐってシュレーディンガーが提案したパラドックスだ。ミクロな粒子の重ね合わせ状態を猫のようなマクロな物体の重ね合わせ状態として導けるのか? シュレーディンガーはマクロの世界では重ね合わせ状態をつくることができないと考えた。それが今、「できる」という実験結果が示された。(ブルーバックス・2012年9月刊)
Posted by ブクログ 2018年11月23日
ロケのせいで半月以上間をあけてしまったこともあって、その後に読んだ部分はわからなくなったまま読み終わったけども、光子1つの状態と、光子1つの状態と0の状態を重ね合わせたものでは、異なるものになるっていうだけでドキドキした なんだそれ凄過ぎる どんな哲学でもそれは言えてないだろう
量子力学的な世界の...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月23日
量子力学の基本的な学習を終えた者が対象読者。
「シュレーディンガーの猫」の通俗的な意味でなく、光子が0個と1個を組み合わせた直交状態の重ね合わせがありうる、というのが実験的に実証されている、ということか。ここを理解するためには、シュレディンガー描像だけではなく、ハイゼンベルグ描像を理解しておく必要...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月07日
著者は量子光学実験の専門家。マクロな現象が重ね合わさった「シュレーディンガーの猫状態」が実在することを丁寧に解説。実在を示すのは猫じゃなくてレーザーなんだけど,本質的には変わりないそうだ。スクイーズ操作とか光子の引き去りとか,量子光学業界ではいろいろ技巧的なワザが開発され実験家がしのぎを削ってるみた...続きを読む
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