「余剰次元」と逆二乗則の破れ 我々の世界は本当に三次元か?

「余剰次元」と逆二乗則の破れ 我々の世界は本当に三次元か?

1,100円 (税込)

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万有引力の法則を検証し、高次元宇宙を探し出す。ミクロの世界では重力が存在するのか、じつはまったく確認されていない。もし実験で万有引力の法則からのずれが見つかれば、それは重力が余剰次元にも伝播していることを示唆し、四つの力の統一という現代物理学最大の目標に向けた突破口となる。余剰次元探索の最前線に立つ著者が最新の考え方と実験の現場を紹介する。(ブルーバックス・2011年2月刊)

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「余剰次元」と逆二乗則の破れ 我々の世界は本当に三次元か? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年06月15日

    重力やクーロン力の強さが距離の逆二乗に比例するというのはよく知られた教科書的な事実であると思っていたのだが、その逆二乗則が0.1mm程度の範囲では破れている可能性があるというので驚きである。
    確かに、それを検証した人はいままでいなかったかもしれない。それは技術的な難しさもさることながら、逆二乗則であ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月08日

    マイクロメートルという肉眼でも見えるサイズの余剰次元についての提案は「プランク長さ」の話ばかりのこの分野で、とても魅力的に思えました。

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    Posted by ブクログ 2012年02月15日

     実験屋さんの書いたADD模型の解説本。空間は三次元でなく,1mm程度より小さい領域では五次元かもしれないという話。洗練されていく近距離重力の実験でそれが検証できるかも?
     そもそも重力や電気力などの力の大きさが,距離の二乗に反比例するという逆二乗則は,空間が三次元であることから説明できる。質量や電...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月10日

    重力は余剰次元を証明する鍵となるのか。この世が三次元空間ではない事は、超弦理論などでも予想されている事だが、重力という非常にやっかいなものに挑戦する様子が、本書では生き生きと描かれている。
    著者は、気鋭の実験物理学者であり、非常に面白いストーリーで話が展開され、難しいながらもわかりやすく書かれている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月08日

    0.1mm以下の世界の重力ってどんな状態?
    余剰次元ってほんとうにあるの?
    4つの力の統一がおきたらどうなるの?
    物理の知識まるでなしの私もワクワクした。

    実験の様子が楽しそうで羨ましい。
    子供の時からこういう理科の先生に出会っていたら、理系離れなんて起きないんじゃないなと思うくらい。

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    Posted by ブクログ 2012年01月22日

    2012.1.20-2012.10.21
    重力、クーロン力などで見られる逆二乗則は、我々の生きる世界が三次元であることを示す。しかし、量子力学の世界で現れる「強い力」や「弱い力」は、この法則には従はない。また、重力は他の諸力に比べて桁違ひに弱いといふ階層性がある。
    これらの問題を超えて全ての力を統一...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月20日

    万有引力の法則とクーロンの法則。どちらの法則も逆二乗則をとっている。しかし、原子核内ではこの逆二乗則に沿わない力が働いているという。われわれの世界は本当に三次元か?強い力、弱い力、重力、電気力の4つの力の法則を統一することはできるのか?不思議な世界だ。

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    Posted by ブクログ 2015年05月11日

    最新の物理学によれば、この世は(我々の宇宙は)11次元で出来ていて、重力は三次元に留まらず、残りの見えない次元方向に漏れなく広がっていくはずなので、近距離では逆自乗則から外れるはずだ。それを計測しようという試みについて記述した本です。

    そんな馬鹿なと普通の人は思うかもしれませんが、最近の物理学では...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年02月19日

    近距離重力測定実験に関する工夫はおもしろい。しかし、あれ?あれ?タイトルに期待して、読んだが、まだ余剰次元は見つかって無くて、逆二乗則も破れてない、という結論だった。でも、可能性に賭ける意気込みはすごい。記述も分かりやすかった。随所に数値計算が丁寧に展開されていて、すっきり感もある。

    ・地球は1セ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月04日

    先端に近いということもあってか、結論的な内容はなくすっきりはしない。だがそれがいい。物理の今を感じられる。
    なにより、実験屋である著者の、研究に対する思いと楽しそうな雰囲気が伝わってきて羨ましくなる。

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