高校数学でわかる線形代数 行列の基礎から固有値まで

竹内淳

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連立1次方程式の解法の工夫から始まった行列は、ベクトルや行列式とともに線形代数へと発展しました。線形代数は、微分・積分と並んで、物理学や工学さらには経済学などできわめて重要な実用数学で、理系や経済学の学生の基礎科目になっています。本書は、この線形代数をできるだけ易しく解説するとともにその応用例として、量子力学との関わりを見てみます。(ブルーバックス・2010年11月刊)

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 学術・語学 / 理工
• 出版社: 講談社
• 掲載誌・レーベル: ブルーバックス
• ページ数: 232ページ
• 電子版発売日: 2014年04月04日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 48MB

[ブクログ · ★★★★★]

このシリーズはいつも明快に理解できる（つもりになることができる）。大学の教養でシュレディンガー方程式に振り落とされたことが悔しくてそこから読み始めて出版年代が古い順に読み進め、やっと線形代数にたどり着いた。そうしたら最後にまたシュレディンガー方程式の話になって、学問はつながっているもんだと再認識しました。

[ブクログ · ★★★★★]

「ユニタリ行列」や「エルミート行列」で線形代数が嫌いになった人こそ読むべき本。共役複素数に混乱させられたこれらの行列も、改めてみると実に綺麗に整理されていることが実感できました。数値計算や和算、量子力学との関連トピックスも扱っているのが面白い。

[ブクログ · ★★★★★]

物理学を意識しての線形代数。高校数学と大学数の橋渡しをしてくれる。数学書なので、ときとどき行き詰まるが何度も読み返すことでなんとか乗り越える。最終章の量子力学との関わりが味わえるのが本書の醍醐味。

[ブクログ · ★★★★☆]

私のブルーバックス積読シリーズの一つ。
学生時代に買ったか、社会人になって買ったか記憶は定かではない。

優しく解説している線形代数の本。とは言え、行列を学んでないと、「高校数学でわかる」は難しいかも。なぜならしっかりとした線形代数の教科書的な内容だから。
内容は口語体で分かりやすく、線形代数の基本を一通り学ぶことができる。
専門外や、専門として学んだけど復習がてら、といった方にオススメできる本。

[ブクログ · ★★★★☆]

完全に理解するためには、式の計算も図示すればいい。新書なので、レイアウトの問題でわからなくなることもありうる。線形代数の中ではかなりやさしい本であり、シュレディンガー方程式も記載されていることから発展もある。これをどのように卒論に結びつけられるかはわからない。

[ブクログ · ★★★★☆]

行列を勉強しなければ量子コンピュータを理解できなさそうだったので、読んでみた。
丁寧に説明されていてわかりやすかった。

[ブクログ · ★★★★☆]

教科書より分かりやすい。教科書読む前に、読んでおきたかった。行列について、本質的な理解を進められる。取っ掛かりにくい量子力学とつなげられるのが良い。

[ブクログ · ★★★★☆]

クラメールの公式とかおもろいなぁ．．．と思って読み始めたけど．．．
三次元可視化処理（3DCG とはちょと毛色が違う）なんかが飯の種だから、ベクトル回りの章は「ふんふん」っつ〜感じで、スーっと読めた。
そして、エルミート行列とか「へぇ．．．」とか思うけど、「へぇ」で止まった時点で気がついた。
物理と関連しない数学ってあまり興味が無い自分に。
まぁ、エルミート演算子はシュレディンガー方程式を解く時に必要にはなるらしいんだけど。 (^.^;;;)

[ブクログ · ★★★★☆]

第１章から第７章までは非常にわかりやすかったです。第８章の量子力学との関わりだけは、素養が無くちんぷんかんぷんでした。量子力学について興味を持ったときにもう一度読んでみたいと思います。

[ブクログ · ★★★★☆]

線形代数を学習するのに導入として。

高校数学とうたっているだけあって、わかりやすい。
でも、最後は紙と鉛筆をもたないと実力はつかないので
簡単な読み物としては良書です。復習にもよいかもしれません。