日本国憲法の二〇〇日

日本国憲法の二〇〇日

652円 (税込)

3pt

4.1

東京大空襲で九死に一生を得た著者は疎開先、茨城県下妻を経て新潟県長岡で日本の敗戦を迎える。そのとき15歳の少年だった。そして日本は、戦後を生きる原理となる新憲法の策定作業に入る。占領政策を決めるGHQ指令が次々と発せられる中、昭和21年3月6日、ついに「憲法改正草案要綱」が閣議決定される。あの敗戦より203日。この苛酷ではあるが希望に満ちた日々を、史家の目に少年の目を織り交ぜつつ、哀切に描ききる。

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日本国憲法の二〇〇日 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2016年06月19日

    本書の解説に梯(かけはし)久美子さんが最後に述べているところが読後の気持ちにぴったりなので、掲げます。『いまと未来ばかり見ていても、進むべき道が見えてこないことがある。それぞれの時代を生きた人たちの、過去からの声に耳を傾けるところからはじめるのもいいのではないだろうか。』

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    Posted by ブクログ 2022年09月28日

    「半藤一利」のノンフィクション作品『日本国憲法の二〇〇日』を読みました。

    「半藤一利」作品は、昨年の2月に読んだ『ソ連が満洲に侵攻した夏』以来ですね。

    -----story-------------
    「日本のいま」を決めた、激動の200日を詳述する!
    敗戦から、不戦条項を含む「憲法改正草案要綱」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年09月02日

    半藤さんには長生きしてほしいなあ。未読の人は是非「幕末史」「昭和史」を。映画にもなった「日本のいちばん長い日」もいいです。そして本書は日本国憲法について。

    誤解を恐れず言います。僕らが選んだ国の代表たちが変えたいなら、正式なプロセス踏んで変えたらいい、と思います。何回でも変えたらいい。公約と真逆な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月30日

    戦後の状況がよくわかった。生き証人の言葉は強い。
    日本国憲法の崇高な理念が多少なりとも理解でき、昭和天皇とマッカーサー元帥の関係も初めて知ることができた(今までに類書を読んでいなかっただけ)。

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    Posted by ブクログ 2012年02月04日

    憲法制定までの政府とGHQとのやり取りがもっと詳しく述べられるのかと思いきや、ほとんど時間の経過に沿って、事実のみを簡単に表しているだけなので物足りなさを感じた。 ところで、15歳の少年には敗戦の意味はなかなか理解できなかったのではないだろうか。厭世的にもなれず、人生をリセットするほど生きてもいない...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年08月24日

    イラクへの米国駐在が問題視されている現在の状況と比較し、米国の日本統治がいかに成功したのかを感じるのですが、やはりマッカーサーの高い理想があったと思います。9月2日のミズーリ号での降伏調印式の際、僅か3分の演説の格調の高さに日本の間外交官加瀬俊一氏(今年5月末に101歳で死去)は感動したといいます。...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年03月19日

    東京大空襲から、敗戦、そして日本国憲法が制定されるまでの203日間。
    市井の人々が何を思い、復興へ向かったか。天皇を当時の人々がどう捉えてきたのか。生きるために、生き抜くために、雑草を食み、想像も及ばない飢餓を乗り越えた祖父母世代。真実の姿が、スッとなじむ言葉で綴られ、なんとも悲しい現実なのに、とき...続きを読む

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