一万年の旅路

一万年の旅路

2,750円 (税込)

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イロコイ族の系譜をひく女性が未来の世代へ贈る
一万年間語り継がれたモンゴロイドの大いなる旅路
アメリカ大陸に住む、インディアンとも呼ばれるネイティブ・アメリカンの人々は、その昔ベーリング海峡が陸続きたっだころベーリング陸橋をわたり、アジア大陸へ渡ってきたモンゴロイドの子孫だという説が定着しつつある。「一万年の旅路」は、ネイティブアメリカンのイロコイ族に伝わる口承史であり、物語ははるか一万年以上も前、一族が長らく定住していたアジアの地を旅立つ所から始まる。彼らがベーリング陸橋を超え北米大陸にわたり、五大湖のほとりに永住の地を見つけるまでの出来事が緻密に描写され、定説を裏付ける証言となっている。イロコイ族の系譜をひく著者ポーラ・アンダーウッドは、この遺産を継承し、それを次世代に引き継ぐ責任を自ら負い、ネイティブ・アメリカンの知恵を人類共通の財産とするべく英訳出版に踏み切った。
この本をはじめて手にしたときも、それから二年半ほどたって邦訳を終えたいまも、不思議な胸騒ぎがする。ひょっとしたら途方もないものに出会っているのではないかという驚きと、ありうるはずがないという疑い―その二つが入り混じって、なぜか心臓が高鳴るのだ。
―星川淳「訳者あとがき」より
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一万年の旅路 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月14日

    口承の一万年物語 ユーラシア大陸からベーリング海峡を長い綱で渡り五大湖のほとりに達したモンゴロイドの一族 彼らはイロコイ族 常に学びを大切にし若い者も年取った者も同じく大切にする 他の民、動物や植物も自らと同等と考える 全ては学びの対象であって、見下すことなどしない 文化史であり一流の冒険...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月18日

    途方もない時間をかけて、途方もない距離を旅してきた民族。
    彼らの根底にある「変わり続ける」という姿勢は、目まぐるしく状況が変わる現代において我々にも求められるものではないだろうか。

    変化すること。
    学びを継承すること。
    階層を作らず民族全体で一体となること。

    彼らが変化し続けた背景には、美しい物...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月16日

    なんにもない、
    道路もない、鉄道もない、船もない、
    水道もない、電気もない、ガスもない
    なんにもない
    一万年前に 人類はいた

    固有名詞で語られる有名人などいない
    それでも、その知恵ある人々の風貌が
    まざまざと浮かんでくる
    具体的な地名も全く出てこない
    それでも、一万年前はきっとこんな
    地形、風景だ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年03月25日

    これは過去最大級におもしろい本だった。
    科学的ではない、トンデモ本だという指摘をする人もいるだろうが野暮というもの。
    神話とは客観性を別にして人の営みにおいて大事なことことが物語として残されたものだとおもう。
    アフリカでうまれて紅海にすみ、ユーラシアを横断して日本近辺にすみ、ベーリング海峡をわたりア...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月24日

    あまりにも詳細な米国のネイティブ(インディアン)の1万年前からの口承を文章化した記録。読後も本当か、創作かと半信半疑。凄い記録を私たちは発見したのかも知れない。しかし、創作だとすればこれまた凄いファンタジー!物語は時代も場所も分らない。恐らく1万年前一族<海辺の道を渡った民」の物語は始まる。ベーリン...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月31日

    7万年から1万年前は、住む場所として、世界が寒いときは、山の懐深くの洞窟が暖かくてありがたがられ、世界が暖かくなるとひらけた浜が好まれた。一族は物見を方々に飛ばし、まわりの世界の有様を知り、他の部族、種族がどう過ごしているのかを理解していた。当時の人類は二種類に分けられ、前者は一ヶ所に定住し、イノシ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月10日

    この本には色々な知恵が書かれているが、一番大切なのは、その知恵を分かち合うこと。奇しくも最近は"シェア"という言葉が見直されている。分かち合いは人類進化のエンジン。

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    Posted by ブクログ 2011年06月17日

    自分が何者であるかを知りたいヒトには、ぜひ一読をお勧めします。
    我々の現代人の生活には、こういう人たちの努力と叡地によって
    成り立っているのだと、あらためて考えさせられます。
    彼らの努力を無駄にしないためにも、いまこの人生で何をすべきか
    一人一人が問われている時期なんだと思います。

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    Posted by ブクログ 2010年09月13日

    アフリカ大陸からユーラジア大陸を渡り北アメリカへと辿りついたネィティブアメリカンの口承史。一万年前から(まだマンモスがいる頃?!)の本物の知恵が詰まっている。人類よ…(物質面はさておき)このころの民よりも進化してるって言えるのか、ほんとに?と疑いたくなる一冊…かつては「魂の言葉(テレパシー)」も使え...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年07月02日

    ユーラシア大陸からベーリング海峡を渡ってアメリカ大陸へと移り住み、様々な困難を乗り越えてきた一族に伝えられた壮大な物語。こんなにも長い歴史が口伝で残されてきたことにも驚きますが、その内容もすごい。世界各地の民族に伝わる神話・民話のおはなしではなく、とてもリアルに感じられました。リーダーが不在となって...続きを読む

    0

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