迫りくる「息子介護」の時代~28人の現場から~

迫りくる「息子介護」の時代~28人の現場から~

869円 (税込)

4pt

4.5

息子介護とは、嫁でも娘でも妻でも夫でもなく、息子が親の介護をすること。今、息子介護者は着々と増えている。やがて親類や会社、家の近所を見渡せば、あの男性もこの男性も息子介護をしている、という日が必ず来るのである。著者は28人の息子介護者からの聞き取りをもとに、彼らがどんな思いを抱きながら周囲の人々と関わり、家事や介護をこなし、仕事との両立や折り合いをつけたりつけなかったりしているかを、丁寧に描き出す。

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迫りくる「息子介護」の時代~28人の現場から~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月05日

    親を介護する息子たちを温かくも厳しい眼差しで説いている。
    いまだに、介護といえば女性がするものという世のなかの感覚が根強く残っている。性別役割分業的にとらえるべきでないといった硬い言い方をしなくても、実態としてもはや、自分の親は自分で介護する、あるいはその算段をつける時代になりつつある。そのようなな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月11日

    まえがきで丁寧すぎるくらい、この章は読み飛ばして
    大丈夫ですとたくさん書いています。

    「息子」が親の介護をすることについて。
    前半部がデータの検証的な話で
    実例が少なくぴんと来る話も
    ないので、ちょっと失敗かなと思ったら・・・、
    後半の読み応えのすごさ!!

    仕事から介護に比重を移した時の、経済的...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年09月07日

    むかしは、介護といえば、女性がこれにあたるものとされる向きが強かった。娘であったり、息子の嫁であったり。それがいまや、配偶者による介護だったり、息子による介護だったりというのが、増えているようですね。とくに息子介護については、一人っ子化、晩婚化、独身でいる人の増大という現代人の在り様の傾向が影響して...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年09月04日

    息子介護はブラックホール。解説で上野千鶴子は指摘する。介護、をめぐるシチュエーションは息子介護に限らず、100人いれば100通りのそれがある。しかしそれにしたってブラックホールなのが息子介護なのだ。
    理由はなんとなく、感覚としてわかる。それこそ「もう一つの男性学」ではないけれど、日本の男という生き物...続きを読む

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