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Posted by ブクログ 2022年01月10日
N市立文学館が財政難のため廃館となる事が決まった。
文学館に勤務する文学青年は館の延命の為、N市に縁のあった作家・徳丸敬生の晩年の失踪の謎を解くことで活路を見出そうとするが、物語は意外な方向へ。
N市は『おさがしの本は』の舞台と同じで、一部の登場人物も重なるので本作は姉妹編的作品。
本作では、小説に...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月30日
『おさがしの本は』の姉妹編らしいと知り読んでみましたが、3年後に市役所の総務課へ異勤となった和久山隆彦はでてきましたが、話としては本がテーマとはなっていますが、別物でした。
N市立文学館でアルバイトをしながら小説の研究をしている老松郁太、29歳が神田神保町で作家の徳丸敬生(のりお)のなぜかサインの...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月22日
「おさがしの本は」の姉妹編。
前作と同じN市を舞台に、文学館の廃止を受けて、文学館の嘱託として働いていた老松郁太が奔走する。
ある失踪した小説家が残したサイン入りの遺稿集の謎。
兄郁太を実業家に戻そうと、人はなぜ小説を読むのかと言う言葉のなぐりあいを仕掛ける弟勇次。
所々で前作の和久山...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年03月02日
人はなぜ、それ(小説)を読むのか。
物語の中には一応の答えがある。
でも、100人いれば100個の、1000人いれば1000個の答えがあるように思う。
小説から知識を得ようとして読む人はあまりいないだろう。
知識が欲しいなら専門書を読んだほうが早いのだから。
あれもこれも全部読んでみたい。
恋愛小説...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月23日
人は何故、小説を読むのか。
一見、哲学的にも見える素朴な疑問。
これを追い求めて行く物語。
結論としては、孤独に耐える練習だそうです、つまり人付き合いのためだと。
これだけだと、疑問符が浮くかもしれないが、ご興味ある方は本編をご一読ください。
孤独に耐えるってのは、言い得て妙だな。
小説。音も...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月05日
置手紙を残して行方不明になった作家の遺稿集に、作家自身のサインがある謎を、文学館勤務の主人公が追うミステリーと、「人はなぜ小説を読むのか」という根本問題とが絡み合ったユニークな作品。
実在する文学賞や、作家や評論家が実名で登場し、どこからが(どこまでが)フィクションなのかと、思い惑いながら読み進んだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月24日
人は何故小説を読むのか。。。
廃館寸前の文学館に勤める老松郁太さんは、作家徳丸敬生さんの作品に魅せられ、家業を捨ててしまう
そんな郁太さんを連れ戻そうと、弟の勇次さんが考えた勝負が「人はなぜ小説を読むのか」という問いに納得できる答えを用意すること。
なぜ読むのでしょう?
私は自分の知らない世界で...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月07日
「人はなぜ小説を読むのか」と、本作で勇次が郁太に問いかけていますが、ちょっと前に同様のブログ記事を読みました。
そのブロガーの記事には時々違和感を覚えることがあって、その正体って何だろうと考えていたのですが、その解答は本作の言葉でいう「人格の修行」っていう点なのかな〜と思いました。
なんだか大げ...続きを読む
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