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「この時代小説がすごい!」作家別ランキング1位の著者が、戦国時代から幕末にかけて城郭攻防戦が展開された26の「戦う城」を徹底分析。国内最後の城郭攻防戦を耐え抜いた名城中の名城「熊本城」、栄光と没落の分岐点となった東海一の堅城「高天神城」、外交的駆け引きに敗れ去った難攻不落の巨城「大坂城」、謙信が手塩にかけて造り上げた戦国最強の山城「春日山城」、関東平野を睥睨する巨大山城「八王子城」ほか。(講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
城紹介だけにとどまらず、そこで起こった合戦の状況、いかに攻め、いかに守ったか、何度でも読み直したくなる名著だと思う。旅行に行く際にはもう一度、前もって再読してから城めぐりをしたい。
人気歴史小説作家が城を訪れ過去の戦に思いを馳せる。城の構えなど具体的な記述が楽しい。 最近多くの著作のある作家。小説ではなく実際に城を歩き歴史を交えて書いた作品。攻防戦について詳細に記述したところが特長だろう。 一つの城ごとにもっと深く掘り下げても楽しめそう。戦国時代限定でなく島原の乱の原城と西...続きを読む南戦争の熊本城、戊辰戦争の白河城など広い時代を描く所も良い。やや東日本に偏ってはいるが。 筆者の小説をさらに読んでみたくなるし、実際に城跡を訪ねてみたくなる。 良くできた1冊でした。
実際に戦闘の舞台となった城について、図とともに解説。あとがきにもあるとおり、作家さんが内容にこだわって書かれた逸品。図が秀逸すぎる。それぞれの城に行く前に再読したい。
とても良い本です。城にはその時代までの経緯や、その当時の情勢、そして城主の思いが詰まっていると思います。実際に城を訪れるとその思いが伝わります。 しかしながら、城は何のためにあるのかと考えると戦さのため、防御のためにあります。この本は今も残る城が専制国家の防御装置であり、そこで戦った人たちがいたこと...続きを読むを伝えてくれます。五稜郭から熊本城まで人が生き、戦った記録としての城が明らかになります。 多くの方に目にしていただきたいです。
小説家である著者は、自著の作品の根拠として城を研究してきた。その成果が本書であろう。それも、現存または復原天守だけではなく、山城までを含め、城郭攻防という視点から書かれていることに好感を覚える。北海道から鹿児島までの城を順に紹介するが、やはり西に行くほどエピソードが増えていくのが面白い。最後の熊本城...続きを読むは、日本の内戦の終焉という意味でも象徴的な城だ。中世の城址に近世の模造天守を建築してしまったり、復原天守にエレベーターを設置する・しないで揉めてしまう我が国。遺構の少ない山城は見向きもされない悲しさを感じた。
【白河城】 東北戊辰戦争の行方を左右した城郭攻防戦 【会津若松城】 幕末最大の悲劇の舞台となった白亜の名城 【五稜郭】 箱館戦争の舞台となった欧州式稜堡型城郭 【新井城】 武士の時代の終わりを告げた海城 【河越城】 新旧交代の舞台となった武蔵国の要衝 【箕輪城】 孤高の奇才・長野業政の築いた城郭網...続きを読む 【鉢形城】 戦国時代の黎明から終焉まで、激戦の舞台となり続けた要害 【八王子城】 関東平野を睥睨する巨大山城 【水戸城】 血で血を洗う同士討ちの舞台となった名城 【川中島合戦と海津城】 信玄の高速道路を支えた一大兵站拠点 【一乗谷朝倉館】 現代によみがえる中世城郭都市 【七尾城】 北陸有数の巨大山城を攻略した謙信の軍略 【春日山城】 謙信が手塩にかけて造り上げた戦国最強の山城 【桶狭間合戦をめぐる城郭群】 伊勢湾経済圏支配をめぐる織田・今川両家の熾烈な攻防戦 【懸河城】 今川家の駿遠防衛構想の切り札となった要害 【二俣城攻防と三方ヶ原合戦】 巨匠武田信玄が最後の筆を揮った会心の一戦 【長篠城】 戦国時代の流れを変えた山間の城 【高天神城】 栄光と没落の分岐点となった東海一の堅城 【山中城】 緒戦の大切さを教えてくれた戦国山城の最終型 【韮山城】 四万四千の豊臣軍を翻弄した北条家創業の城 【小谷城】 戦国時代を代表する難攻不落の大要害 【有岡城】 戦国有数の悲劇の舞台となった怨念の城 【賤ヶ岳合戦と陣城群】 天下の帰趨を決めた陣城戦 【大坂城】 外交的駆け引き
戦国歴史作家である著者が、戦国時代の有名な合戦を「城」の観点から読み解こうとしている本。両軍の軍事作戦における城の役割を軍略的観点で大局的に述べることを主眼としており、防御施設としての城の構造や、局地的な攻城戦についてはそれほど記述していない。それどころか、「精神的な支柱」の一言で片づけられてしまっ...続きを読むた城すらある(春日山城の章)。それでも、地政学や外交的な駆け引きも含めた軍略全般に興味があれば、本書はそれなりに楽しめると思う。
他の天守閣とかの写真で城をもてはやすのではなく、戦いを前提に今は城跡、ただの山みたいになってる城をも取り上げ、歴史を自説も交えて説明してくれるんだよね。そこがおれの感性に凄くあったとゆうか、こういった知識を持って城跡巡りしたらもっと学こと大なんだろな。
戦国~明治初期にかけて戦いの行われた城に着目して書かれた本。 面白いのですが、私には少し前提知識が足りませんでした。 一つ一つを掘り下げて欲しいのですが、その場合は著者の別の本を読むしかなさそうですね。
日本の城の解説本だが、美しい写真集や名所案内ではなく、攻城・籠城戦を紹介する異色作。対象となる城そのものの攻略法・守り方というよりは、近隣の城主の調略や陸海路の確保など、大局的な要素が勝敗を握る重要な鍵となった事例が多いのが興味深かった。
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