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「必死にならざるをえないときは、どんな人生にもある。私もまた同じそれをくぐってきたにすぎない」。恋、仕事、そしてひとりの時間。積極的に、自分から愛してゆくことで女の人生は大きく変わる。「恋愛運をまねくポイント」「男の見方」「寂しさからの脱却」を核に、“愛する者がゆえの幸せ”を追求する、エッセイ36編。
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Posted by ブクログ
著者の日々のエッセイ。 タイトルからして恋愛のことばかり?と思われそうだけど、 そういう部分ばかりではなく、ごくごく著者の人柄というか考え方というか。。 読めば読むほど、この著者と似ている部分が多くて(笑) 例えば、『恋の姿勢』では、追いかけられるより追いかけたい。 『周りがなんと言おうとも、私は...続きを読む彼が好き、と自分でしっかりと認めた瞬間から、 この恋はだれのせいでもない、という潔さが生まれてくる。 被害者意識が入る隙間もなくなる…』 受動的より能動的に行動すると、生きている手応えを感じられる♪という感覚。 (それは、スクリーンのなかの人でもいいのです♪手の届かないところの人でもいいの。) それから、『小声の活力』の読書。 さまざまな方の書かれた、さまざまなジャンルの本を読んで、いたく感動すること。 一冊読み終えるたびに、現在の自分自身のはかなさ、はかないけれどこれが人生だという思い。 人生においては細部が大切なのだとあらためて実感するというところなど。 それから、そうそう♪と強く同感したもの。 自分のなかの10%ほどの『私の好み』 はたからみれば大したことではない。感覚の世界だから。 断片的なイメージ・ワードの羅列。 「静かな声・動物・風の匂い・野菜のみじん切り・かすみ草・納豆」(これは著者の好みのもの) その時々でその好み(お気に入り・こだわり)は変わるのだが、こういう感覚があるということ。 笑ってしまったのは、著者もかなりの妄想壁があること。 読んでいて大笑いした(笑) 他にもまだいろいろ『同じく♪』と思うことがあった。 とてもたのしいエッセイだった。 閉店する古本屋でみつけた一冊でした〜。
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藤堂志津子
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