民主主義が一度もなかった国・日本

民主主義が一度もなかった国・日本

836円 (税込)

4pt

じつは豊かな時代に民主主義は不要だった。日本の政治家は密室談合して地元に利益誘導すればよいだけだったからだ。しかし経済が収縮する時代は、民主主義が機能しないと、それはそのまま国土と人心の荒廃に直結する。そうして今回の政権交代が起こった。多くの国民は気づいていないがこれは革命だったのだ。だが、まだ油断は禁物だ―。日本を代表する危険な社会学者とマニフェスト起草に深く関わった民主党の頭脳が、この革命の中身と正体について徹底討論した。

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民主主義が一度もなかった国・日本 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年03月03日

    フォーラムで福山氏に惹かれてしまい会場で即購入。
    なるほどと思うことがたくさん。しかもわかりやすい。

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    Posted by ブクログ 2011年05月05日

    民主党に政権交代した後に出版された本。その後、首相は変わるし、民主党のマニフェスト自体も変わってきてる。今読むとだいぶ状況は違うが、本書で触れられた内容が現在、問題として噴出している部分もある。領土問題しかり、地震による原発問題の裏にあるエネルギー政策しかり。マスコミ報道のありかたについても問題が多...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年07月25日

    対談本としては類を見ないレベルの高密度。
    日本の難点よりは政治の背景部分が丁寧でわかりやすい。

    これと対決するような本と合わせて読むとより政治の理解がより深まると思うのですが
    そういった本,どなたかご存じないですか??

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    Posted by ブクログ 2010年07月19日

    宮台真司氏の本は初めてやったんやけど、興味深い意見やったし、歯に衣着せぬ言い方もよかった。毒舌という訳ではなく、変な遠慮はしないという言い方。他の本も読んでみたくなった。

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    Posted by ブクログ 2010年11月09日

    日本の政治の本質を捉え、タイトルで掲げるように自民党政権下の日本は民主主義とは呼べない「お任せ」政治だったこと、政権交代を機に日本に初めて民主主義が生まれようとしていることを訴えかけている。その上で、民主主義のコストや難しさに触れ、決して楽観できる先行きではない、むしろ困難な道ですらあると注意を促し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年12月15日

    鳩山首相は自信の政治資金問題で参院選まではとても持ちそうにないが、それで衆議院多数を持つ民主党の政権が終わるわけではない。

    そういう点で、もう一度民主党のマニフェストについて再検討し、本当に不都合があるのであれば、次の機会にその修正を行動で示すことができる。

    そういう点で、民主党のマニフェスト作...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月03日

    今エネルギー問題で日本でもEVシフトが進んでいる状況であるが、2009年のこの対談の時から、環境問題は政治問題でいち早くそのゲームに参加することが重要だと訴えられていたことに驚いた。
    14年遅れでなぜ日本がCO2削減やEVへ舵を切る必要性が高いのかを理解できた。

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    Posted by ブクログ 2018年03月16日

    自民党から民主党への政権交代を果たした直後の興奮と、その後の凋落を知る立場からすれば、まさに虚しいばかりの宮台真司と福山哲郎による対論。
    ここで変えようとしていたものが、なぜ変えられず、それどころか退行してしまったのはなぜなのか、改めて考えないといけません。次の政権交代のために。

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    Posted by ブクログ 2014年06月12日

    2009年出版。
    社会学者の宮台真司氏と当時民主党議員の福山哲郎氏の対談本。
    ちょうど自民党政権から民主党政権になったときの話だから、まだ民主党が隆盛な時期。当時は自民党が負けて民主党になるのは自明のことだったが、今思うと民主党よ・・・という感は否めない。しかしこの本に書いてあったように、民主党は政...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月03日

    言葉が足らないと~ からのリファレンス。

    次の総選挙に備えた定点観測という意味で参考すると非常に面白い一冊。

    当時、外務副大臣、民主党参院政審会長の福山氏と首都大学東京教授の宮台氏による対談2009年11月の第一刷。

    本書にたびたび出てくる「事情変更の原則」について、実際に法理として適用された...続きを読む

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