日本の難点

日本の難点

836円 (税込)

4pt

現代とは「社会の底が抜けた時代」である。相対主義の時代が終わり、すべての境界線があやふやで恣意的な時代となっている。そのデタラメさを自覚した上で、なぜ社会と現実へコミットメント(深い関わり)していかなければならないのか。本書は、最先端の人文知の成果を総動員して、生きていくのに必要な「評価の物差し」を指し示すべく、「現状→背景→処方箋」の3段ステップで完全解説した「宮台版・日本の論点」である。

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日本の難点 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月08日

    社会の底が抜けた時代、相対主義の時代も終わり、境界線があやふやで恣意的な時代になっています。最先端の人文知の成果を総動員した日本という国の論点です。

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    Posted by ブクログ 2022年12月15日

    若者論や教育、安全保障、政治など様々な分野を横断して論じていて面白かった。他者に承認して欲しいけど自分は承認できない問題や、周りを感染させるようなレベルの高い人はどの人も利己的で公共に関心があるというのは、自分に自信があって周りのために頑張りたいとか思える人なのかなと思った。
    そういう人になるには様...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月30日

    この人の言葉の選び方が好きだ。
    専門的な語彙と平易な語彙のバランスが心地いい。
    こんな風に、社会で起っていることをきちんと堀下げて考える事って、やっぱ大事。

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    Posted by ブクログ 2014年06月18日

     90年代の氏の著作に感銘を受けつつ、その後15年以上放置状態にあったが、本作でひさびさに宮台節を聴く。
     難点が故か、結構難しい・・・。これ以上平易に記述不能と氏は言うので、もっとほりこんだ読みが必要かもしれない。が、そうさせようと思うほどのパワーを感じる次第。結局どうなのよという点についても、あ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月02日

    「普遍主義の不可能性と不可避性」の視点から日本の課題を分析する一冊。ポストモダンを生き抜く視点を提示してくれます。

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    Posted by ブクログ 2012年06月22日

    人間関係論、教育論、幸福論、米国論、日本論の五章からなる。社会の問題を共有し歴史の推転を早めんとする本。
    一個一個の項目が示唆に富んでおり勉強になる。
    人間関係でコミットがない。タコ足化してる話とか、イジメ、ゆとり教育、死、ミメーシス(感染的模倣)の話とか、宗教、自殺、格差の問題や社会的包摂の話、オ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月31日

    私たちが抱えているものについてを時代ごとの事象と意味づけながら記述している。
    表題にもある通り「日本の難点」はそれが課題なのか問題点なのかを明示できない側面がある。複雑に絡み合うものを一つずつ解くことで私たちの社会がより透明になりうるだろう。これからどうあるべきかの思考ができる準備段階に入ることが重...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月06日

    アングラな部分を含めて様々なフィールドワークを通して積み上げられてきた著者の視点は、社会学のアカデミックなラインとは一線を画した揺るぎなさがある。
    現代の社会学は何かと悲観的な論調になりがちだが、著者は「本当にスゴい奴は利他的だ」と述べ、最後のところで希望を持っている。

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    Posted by ブクログ 2021年04月30日

    久しぶりに宮台節を味わいたくて再読しました。
    高校の時に出会って以来、著者からは良くも悪くも影響を受けましたが大学進学し以後自分の専門分野を研鑽していく中であらためて氏の著作に対して感じるのはこれらは宮台思想でありアカデミアの中で一般に受け入れられている訳ではないということと、意外?と適当な根拠で主...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月10日

    初版から干支が一回りしているのに論旨が全くぶれていないことと難点が相も変わらず難点であり続けている事実を突き付けられて驚き、おののく。

    この十二年でこれらイシューへの氏の対処はより過激で直截的な言動に変わった。もどかしかったのだろう。
    「クズ」「ケツナメ」「ウヨ豚」「ヒラメ・キョロメ厨」「言葉の自...続きを読む

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