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「逃げ場」になるものを、人は持つべきだと思います――。幼少時代、受験失敗、仕事、「香山リカ誕生秘話」、恋愛・結婚、老い・別れまで、いま初めて語られる、知られざる半生。
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Posted by ブクログ
香山リカについて知りたくて読書。 著者の著書とは異なる一面を知ることができる。価値観の多様化が進む中でこの生き方が絶対正しいなんて定義は説得力を持たない。自由となり選択肢が増えれば増えるほど人間の悩みも増えてくる。人間のそんな矛盾した存在が不思議だ。 選択肢がない国家、社会のほうが思考停止でいら...続きを読むれるので楽なのかもしれない。 嫉妬や羨望などの非積極的とされる感情、欲を否定することなく、認識し、認めてあげることで少しでも上手にバランスが取れると思う。 人間万事塞翁が馬ということなのであろうか。 読書時間:約30分
確かにゆるく生きていると思うけど、 香山さんがつらつらと、淡々と書いているのは 彼女の努力やもともとの賢さもあると思う。 大学も就職もちゃんとできていて 恋愛もそこそこ幸せで 現状に満足できているからこそ こんな本が出せるのではないかな? これを読んで、何度彼女になりたいと思ったか。
だましだまし生きる生き方を推奨してくれる本かと思ったら、著者の自叙伝だった。いろんなところに逃げ場をつくりながら生きてくのって、いいね。
香山リカさんとは同い年である。 だからどうということでもないのだが、やはり時代の影響というものは無視できない気がする。同じ時に同じ社会情勢を見ているわけだし。 似たような感覚を持っているんだなと思う箇所がいくつもあった。 白黒つけるのが苦手、と述べているところは笑ってしまった。私もまさに白黒つけるの...続きを読むが苦手で、いつもなんとなく成り行きでごまかしつつ生きてきたからだ。 この人の書く物に救われたような思いがするのは、きっと彼女が外部に向けては力を抜いた姿勢で応対しているからなのだろう。 内面はどうなんだか、弟さんが語っているような「実は熱い女」なのかもしれないが、それが反転してクールなふるまいになっているようにも思える。 私は個人的に興味があったから面白く読んだけど、特にオススメという感じではないかな。
香山リカさんの半生を鈴木利宗さんが取材してまとめた本です。 香山さんの著作はだいたい読んでいますが、彼女自身のことだけが描かれている本はなかったので、新鮮でした。 タイトル通り、そういうのも悪くないよね、って思えるような内容だと思います。
気になる独身女性の先輩のお一人で、エッセイっぽいのは初めてという帯につられて読んだ。 ふつうのお方なんだ、とよい意味で驚いた。 こちらは精神科医にお話を聞いてもらっている身だけれど、精神科医の方が日々をどのように過ごしているか、かいま見えた気がする。 親への依存度が高いなど、共通点もあってドキリとい...続きを読むうか考えさせられる内容だった。私もパートナーが欲しい(笑)
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