ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
「環境問題も外来魚の脅威も、魚がいちばん知っている」――学者・研究者の胸をうった青年漁師の発言・考え方こそ、自然と共に生きる知恵と愉しみを教えてくれる。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
注意!この本を読んでしまうとバス釣りがちょっと嫌いになる可能性があります。 と宣言したくなる。そんな1冊だ。 著者はこの道20年以上の大ベテラン、琵琶湖で漁師をやる戸田さん。 内容は、琵琶湖で取れる魚や具体的な漁の方法などが親しみやすい戸田さんの語り口で語られる。淡水で漁師をやる上でのコツなども...続きを読む紹介されている。 しかし、とりわけ著者も読者もボルテージが上がってくるのは、第四章「ええかげんにせえ!ブラックバス、ブルーギル」からである。腹がふくよかな魚のことを「きんまい魚」というらしい。琵琶湖で増え続けるきんまいブラックバスの腹を割くと中からは、琵琶湖で取れる美味しい魚たちがわんさか出てくるらしい。 外来魚の恐ろしさを思い知らされる。 しかし、一番恐ろしいのは、自国に古来より生息している生物や人々の生活が脅かされているのに、呑気に趣味に打ち込むバサーたちの存在である。 バサーとは、ブラックバスを釣ることを趣味にしている人々の事を指す。 本書を読むと、「琵琶湖」でブラックバスをキャッチアンドリリースすることが、いかに知性なき所業かを思い知ることになる。ブラックバスは一年で26センチ。その後年間8センチずつ大きくなる。稚魚の真下を泳いで、守る修正を持っているため、、稚魚の生存率が高い。 サバイブする能力に長けた魚なのである。 どんどん、琵琶湖の魚が脅かされる中、心無きバサーたちは、「釣り人の権利を守ろう!」などど声高に叫んだりするらしい。 言葉を失うどころか気を失いそうになるほど愚かな人々である。海外の人たちにできれば知られたくない日本の恥部と言いたいくらいだ。 著者の言うとおり、そこまでしてバス釣りがやりたい人は、国が定めた湖で釣りを楽しめばよい。 何も日本のマザーレイクで自分本位の趣味を展開する必要はこれっぽちもないのだ。 物事を知らないことは恥ずかしいことではない。 ただ、優先順位を履き違えて、自分本位に行動するのはとてつもなく恥ずかしいことである。 琵琶湖の漁師戸田さんは、そのことを教えてくれる。
第1〜3章は琵琶湖漁師の少々マニアックな内容ですが、第4章の『ええかげんにせえ! ブラックバス、ブルーギル』は外来種問題に関しての内容であり、本当に勉強になります。第5章は作者の『琵琶湖漁師』という仕事への誇りと琵琶湖愛が感じられる内容となっています。 外来種問題が大きく取り上げられるようになっ...続きを読むた昨今、国家規模で様々な取り組みがなされるようになりました。本書は今から約20年前、まだ外来種への対応の是非すらもあまり認知されていなかった時代に書かれた本です。琵琶湖漁師がどのような想いで変わり行く琵琶湖を見ていたか、琵琶湖の為に必死に足掻いていたかが学べます。 読んで良かった……!
漁師の目で見た 琵琶湖の本。 漁に関しても海のそれとはぜんぜん違います。 何せ集魚灯は根こそぎとりつくす、ということで 使用できないのですから。 そう、湖という特性上こそです。 もちろん漁の方法だって 違います。 一見簡単そうに見えても そうでないのがずらりとあるのです。 もちろん琵琶湖なので ...続きを読むあの問題にも触れられています。 しかし身勝手な釣り人が多いですね。 同じ釣り人として恥ずかしい限りです。
滋賀人として知っておくべき事を教えてくれる本。 私は滋賀人な訳ですが、そういえば今までしっかりと「琵琶湖の漁師」について思いを巡らせた事は無かった。琵琶湖で漁をして生計を立てている人がいるんだと改めて思い直した。 やはり、琵琶湖は変わってきてるんだと言うのが読んだ最初の感想。水質しかり魚しかりで...続きを読むある。 そんな中で、滋賀人である自分に何が出来るかがよく分からない。感覚として琵琶湖は近い存在ではある事は間違いない。でもどうしたらいいか分からない。見守るしかないのかなぁ。 それにしても・・・なぜ中途半端な関西弁の本にしたんだろうか 。なーんか、ちょいちょい文末の関西弁が気にかかって、関西弁を入れたい強引さを感じてまうんですわ。(←ほら、こんな感じw)
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
わたし琵琶湖の漁師です
新刊情報をお知らせします。
戸田直弘
フォロー機能について
「光文社新書」の最新刊一覧へ
「雑学・エンタメ」無料一覧へ
「雑学・エンタメ」ランキングの一覧へ
▲わたし琵琶湖の漁師です ページトップヘ