砂漠のダイヤモンド

スーザン・スティーヴンス / 松尾当子

両親の死後、鉱山経営というむずかしい家業を引き継いだ3姉妹。責任感の強い長女のブリットは、新たに発見されたダイヤモンドの鉱脈を開発したいと望むが、資金に窮していた。そこへカレシという砂漠の国のシークが協力者として名乗りをあげる。ブリットはさっそく、シークの代理人アミールとの面会に臨むが、エキゾティックな彼の甘く巧みな誘惑に絡めとられ、あろうことか商談の机上で身を捧げてしまう。そして彼こそがシーク・シャリフ本人であることが判明したとき、ブリットは言い知れぬ不安と絶望に駆られた。私はだまされていたんだわ! 彼の本当の狙いは何……?

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ハーレクイン・ロマンス小説
• 出版社: ハーレクイン
• 掲載誌・レーベル: ハーレクイン・ロマンス
• ページ数: 160ページ
• 電子版発売日: 2014年03月14日
• コンテンツ形式: XMDF
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

凄く面白かったです。

砂漠を支配する一国の王であるシークと、鉄鋼業会社を率いる若い女性との運命の出逢い。二人共に責任有る立場であり、会社や国、傘下にいる人たちを守らなければならないという立場にいます。
シークであるシャリフは正体を隠してブリットに近付きます。相手の立場を知らずに彼と深い関係になったブリットがシークに騙された利用されたと憤り誤解するのはもっともだと思うものの、シークは最後まで彼女と彼女の会社を守ろうとする姿勢であり、その姿に男らしさを感じました。

舞台は現代ながら、昔ながらのアラビアンナイトのような雰囲気のあるシーンもあり、楽しめました。