世界一の映画館と日本一のフランス料理店を山形県酒田につくった男はなぜ忘れ去られたのか

世界一の映画館と日本一のフランス料理店を山形県酒田につくった男はなぜ忘れ去られたのか

1,018円 (税込)

5pt

4.6

酒田、雄大な庄内平野の最上川河口に位置する街には、世界に誇れるものがあった。淀川長治や荻昌弘が羨んだという映画館(グリーン・ハウス)。そして開高健や丸谷才一、土門拳が愛したという料理店(ル・ポットフー)。なんとそれらは1人の男――佐藤久一がつくったものだった。酒田大火の火元となった映画館が彼の波乱に富んだ人生を象徴する。(講談社文庫)

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世界一の映画館と日本一のフランス料理店を山形県酒田につくった男はなぜ忘れ去られたのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年02月09日

    酒田は「山形の中でまあまあでっかいけど、たぶん普通の地方都市」くらいの認識しかなかったけれど、そのイメージが少し変わった。久一がグリーン・ハウスやル・ポットフーをプロデュースする場面は痛快で面白い。アイデアマンとして久一を尊敬する。才能があっても、最後はやっぱりお金なんやな、と最後は少し寂しかった。

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    Posted by ブクログ 2014年02月27日

    淀川長治が世界一だと羨んだ映画館「グリーンハウス」と、開高健がその味を絶賛したフレンチレストラン「レストラン欅」「ル・ポットフー」を山形の酒田市に作った男がいた。佐藤久一がその男。その佐藤久一の人生に足を止めたのが、著者の岡田芳郎。岡田氏は、電通時代、大阪万博でパビリオンの企画をやった広告マンで、電...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月15日

    山形県酒田市に世界一と呼ばれた映画館『グリーン・ハウス』と日本一と呼ばれたフランス料理店『ル・ポットフー』を創り上げた佐藤久一の人生と言う名の物語がここに開幕。

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    Posted by ブクログ 2011年07月26日

    この1冊との出会いは、わたしにとっておとんを知る、おとんを知ることで自分を知ることとなりました。

    うちの両親、実はどちらもルーツは山形県です。
    おかんの母、いわゆるおばばは鶴岡の出身だったようだが、おとんはこの本に出てくる「佐藤久一」と同じ酒田の出身。もっと言うと、おとんはもうすこし田舎の出身...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年07月26日

    極端にいえば、酒田に居たとあるボンボンの話。もう少し踏み込んで言えば、「地方文化を維持し育むための手法(昭和版)」。

    突き詰めれば「湯水のごとく金を使えば、地方であってもナンバーワンを取れる」という話。映画の話でも、料理の話でも、ましてや経済・経営の話でもない。正直、こんな人が親類にいたら心が安ま...続きを読む

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