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第12回本格ミステリ大賞受賞、そして本の雑誌増刊《おすすめ文庫王国2014》国内ミステリー部門第1位に輝いた『開かせていただき光栄です』の待望の続篇、ついに刊行! 前作のラストから5年後の1775年英国。愛弟子エドらを失った解剖医ダニエルが失意の日々を送る一方、暇になった弟子のアルたちは盲目の判事の要請で犯罪防止のための新聞を作っていた。ある日、オックスフォード郊外で天使のごとく美しい屍体が発見され、情報を求める広告依頼が舞い込む。屍体の胸には〈ベツレヘムの子よ、よみがえれ! アルモニカ・ディアボリカ〉と謎の暗号が。師匠を元気づけるには解剖が一番!と、アルたちはダニエルと共に現場に旅立つ。それは、彼らを過去へと繋ぐ恐るべき事件の幕開けだった。ユーモアとペーソスに満ちた絢爛な歴史ミステリ、オールスター・キャストで再度開幕!
...続きを読むPosted by ブクログ 2021年01月13日
再び18世紀英国へミステリの旅をしてきました。
『開かせていただき光栄です』の続篇です。
一つの事件を発端に広がる謎…。
登場人物のそれぞれの過去や起こった出来事などなどなどの線。
その線の繋がりや謎が後半になると徐々に解れていく快感が私には堪りませんでした。
途中途中得意の相関図を描いて頭の...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月26日
『開かせていただき光栄です』から5年後の物語。
ダニエル先生の解剖室は閉鎖し、エドとナイジェルが去った後、残された弟子たちは、盲目の判事ジョン・フィールディング氏の元で『ヒュー・アンド・クライ』という情報新聞の編集を任されていた。22歳になったネイサン・カレンや、アン・シャーリー・モアとの交流の中、...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月08日
『開かせていただき光栄です』から5年経過後の続編。
あの事件後解剖教室は解散、エド、ナイジェルは行方不明のまま。
みんなの状況も少しずつ変わっている。
何とも切ない展開だった…
事件は一応の決着を見たけれど、失ったものは大きいし取り戻すことも出来ない。
願わくはダニエル先生の下、無事に戻ったエドと...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月28日
『開かせていただき光栄です』の続編なら
読まずにはおれない。
「ベツレヘムの子よ、よみがえれ! アルモニカ・ディアボリカ」と謎の文句
前作同様に序盤から引き込まれました。
終盤の謎解きがちょっとバタバタあわせにいったみたいに
感じたので残念、でも読み応え十分。
前作と合わせて★★★★★五つ星、楽...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月24日
切なかった…
『開かせていただき光栄です』の続編。
前作でダニエル・バートンの元を去ったエドとナイジェルの顛末書。
ナイジェルの悲しい過去は途中読み進めるのが辛かった。
サー・ジョンが法と心の正義の狭間で苦しむのがおいたわしい。
登場人物が多くの意味で誰かに献身してるからか、身を切るように切な...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月01日
最後の二行のためにある長編小説。
最後の二行だけで、ミステリーが切ない愛の物語になる。
皆川先生天才か。
人物の多さに覚えるのが大変でしたが、「それより読み進めたい」と思わせる謎に次ぐ謎。
しょっぱなは「ラピュタ」を思わせるファンタジー性に満ち溢れ、けれど陰惨な事件、衝撃の事実になだれ込む怒涛の...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月30日
法律があってないようなもので、公の警察もいない…イギリスにもすごい時代があったんだと、当時の人達は怖かっただろうなと思った。前作からの登場人物に加え、今作での事件が合わさり謎が謎を呼ぶ内容だった。そんなところとそんなところであの人とその人が繋がっているのかい…と頭がこんがらがるし、完全にハッピーなエ...続きを読む
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