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Posted by ブクログ
宗教学者である山折先生のエッセイ風の死を考えるための手引書。本の帯には「死と向きあう作法」とあります。
東日本大震災のすぐ後に書かれた内容でもあるので、震災に関連した話題も多く取り上げてあります。先生自身岩手県の花巻市がご実家でもあり、当然と言うべきなのか宮沢賢治の自然への考え方にも触れています。葬送の本来の意味、失われてしまった今の既成宗教の求心力のことなどや日本人の持つ宗教観は元より自然への畏敬の念、無常観では村上春樹さんが外国で震災と復興をテーマにスピーチした内容の一部も紹介しています。
齢80という節目にご自身の身の始末も織り交ぜながらの中身は、死ぬ時は誰でもひとりであることを忘れたかのような、メディアの報道の仕方に釘を刺すことにもなっています。ひとりでひっそりと死んでいくのは、何もあわれでもなくみじめでもないとありますが私もそのとおりだと思っています。
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