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Posted by ブクログ 2012年07月16日
推薦理由:
阪神・淡路大震災を経験した著者が、東日本大震災から1年経った時点で著した本である。哲学者の立場から被災者の心のケアについて考え、現代社会の問題を指摘し、これから私達がどう生きるべきかを示唆している。柔らかい語り口で、心に響く言葉が紡がれている。
内容の紹介、感想など:
人生とは、自...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月23日
成安造形大学の近江学研究所の特別公開講座の講師になった著者の講演を聴いたばかりです。生老病死という基本的能力を「士」という専門家に任せることで発展した社会が、未曾有の震災に対処することができないことが分かった。専門家なしで何もできなくなった。子供が隔離された社会のなかで、大人の視線から守られなくなっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月20日
鷲田さんの本何冊か読んでるけど、ですます調で書いてあるの初めてな気がする。
それだけ慎重に言葉を選んで書いてるんでしょうね。
鷲田さんの専門や難しい話は一切なく、読みやすい。
「いつでもさりげなく時間を空けられる関係」
「絶対になければならないもの、あったらいいけどなくてもいいもの、端的になく...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月10日
東日本大震災から1年。映像的な振り返りはまだ見ることができない自分ですが、書物は少し読めるようになりました。この本は、震災後の1年をフェアにまとめ、何が足りないのか、何ができるのかを語りかけてくれました。自分のことをよく知っていくこと、いろいろとあらわになった問題を考え続けていくこと、新しい社会のカ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月29日
「臨床哲学」を提唱する著者が、震災以後の問題について論じた本です。
ところどころに著者らしい繊細な精神のきらめきが見られますが、意外にも紋切り型の意見が多く目につくように感じました。とりわけコミュニティの崩壊について論じている個所は、少なくとも表面的には、保守派の懐旧と重なってしまいます。
確か...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月10日
鷲田さんは、哲学者。
東日本大震災後の1年を振り返って、臨床的な立場で、被災者への思いを語っている。
とても繊細な言葉がつづられていて、一部を切り出して、コメントするのが適切ではないが、全体を通して、被災地、被災民によりそって丁寧に対話を続ける姿勢がはっきりしていて好感が持てるし、自分が無...続きを読む
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