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Posted by ブクログ
和(日本)・華(中国)・蘭(西洋)の民話をモチーフに、諸星氏の自由なイマジネーションを掛け合わせた独創的な短編集。「和華蘭」(わからん)て言葉を初めて知った。
・瓜子姫とアマンジャク
諸星氏の思い入れの強い瓜子姫ネタ。
アマンジャクとの掛け合いが楽しい。
瓜子姫のモーレツに一途な片思い…。
「深海人魚姫」もそうだけれど、諸星氏は社会派で意地悪な展開の話を描くかと思えば、びっくりするほどロマンチックな時がある。
・シンデレラの沓
ほのぼのとしていて、シュールで楽しい話。
・見るなの座敷
「パプリカ」か「インセプション」のような、夢から醒めた夢。どこに現実がある?
・悪魔の煤けた相棒
元になっている話を読んでみたくなる。
・竹青
すごく面白いんだけど、本当は倍のページが欲しかったのではないかと思う。限られたページ内に何とか納めた窮屈感がある。
Posted by ブクログ
既刊『トゥルーデおばさん』『スノウホワイト』補遺のような
童話・民話系短編集だが、不条理さや残酷さは薄れていて、
意外にほんわかした優しい感触が、何だか妙に嬉しい(笑)
ブラックさが前面に押し出されていない点を、
好意的に受け止めるか物足りなく感じるか、
読者によって評価は分かれるだろうけど、
個人的には結構満足……なのは何故かと考えるに、
「見るなの座敷」以外の4編は、
女の子が束縛から解放される過程が描かれていて、
カタルシスが得られるからなのかも、と思った。
ネタが被っても構わないので、諸星先生にはこれからも
独自の「メルヘン」を追究していただきたいです。
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