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近代以降、人びとは「他の誰でもない私」「ほんものの自己」を目指すようになるとともに、個人の情報や秘密、私的領域の保護を求めるプライバシー概念を重視するようになった。だが情報技術が飛躍的に向上して一般化した現代社会では、プライバシーの位相は大きく変容している。個人の内面や身体、親密さ、私的領域を聖域化してきたプライバシーが、データベースや情報システムを聖域化するプライバシーへと移行しつつあり、それにともなって私的領域と公的領域の境界も意味を失ってきている。こうした現状を、監視カメラの偏在化やデータベースへの個人情報の登録などの事例からあぶり出す。そして、個人の外部にあるシステムが管理する情報によって「私」が形づくられつつある今日の状況が、社会システムのどのような変化に呼応しているのかを解明する。
Posted by ブクログ 2013年02月03日
ちょっと、借りる機会があって読みました。
プライバシーと言うと、個人情報の保護と言うイメージだけれど、それよりも寧ろ個人の意識の作られ方やその境界の話でした。
そもそも、プライバシーと言う考え自体近代以降と言う考えが多いそうで、更に日本には直訳がないのでよりその意識が希薄だったのではないか。
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