ベルクソン=時間と空間の哲学

ベルクソン=時間と空間の哲学

1,815円 (税込)

9pt

3.3

ものごとは、けっして絵のように止まっているのではない。常に流動している。〈わたし〉の体だって変化し続けている。したがって、ものごとは、本当は流れたり、変わりゆくものとしてとらえないと、本質はわからないのではないか。ベルクソン哲学のポイントはここにある。時間の流れを「持続」という独自の概念でとらえ、記憶の蓄積こそが存在の鍵を握ると考えた、ユニークで重要なベルクソンの哲学を現代的な視点で読み直す快著。(講談社選書メチエ)

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ベルクソン=時間と空間の哲学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年01月23日

    ベルクソンの導入書としては最適でした。

    ●以下引用

    スクリーンいっぱいに、さまざまな出来事が展開されていく。それをじっとこちら側からみている。そこには、自分はもちろん登場しない。そのスクリーンが、世界という舞台で、観客が‹わたし›ということになる。たしかにこの観客席は移動するが、スクリーンと観客...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月20日

    著者は、時間を空間化し、持続の多様性を同質的なものの並置に切り縮めることを批判するベルクソンの議論に注目しています。著者によれば、こうしたベルクソンの議論それ自体が、時間と空間を二元論的に切り分けてしまっているとみなされなければなりません。しかし、こうした時間と空間の区別がそこにおいて成り立つ「場所...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年09月30日

    熊野純彦訳が出たからではないが、興味を惹かれて読んでみた。フランスの哲学が嫌いなわけではないが、なぜか今までベルクソンに興味を持てなかったんだよなぁ。
    読んだ感じ、ベルクソンってかなりフッサールに被るなぁ、と。読んでいて、ところどころ発生的現象学での議論を思い出した。といってもフッサールよりも言語に...続きを読む

    0

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