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ハイエクの謦咳に接した著者が、その主著『隷従への道』全一五章を丹念に読み解く。一九四四年に発刊されたこの書物は、すでにベルリンの壁崩壊という歴史的大転換の要石となる思想を提供していた。にもかかわらず、日本ではその意義がまだ十分に理解されずにいる。いまこそハイエクを読み直すべきである。「自由主義こそが経済繁栄を生む」「自由は民主を凌駕する」「統制と保護は発展を阻害する」「権力者は未来を見通せない」「福祉国家という罠」――経済が統制されることは、自由そのものが奪われることに等しかった。
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「福祉国家」という甘い罠
一部ご紹介します。
・国家が「ゆりかごから墓場まで」というと、そんなに面倒を見てくれるなら自由などいらない、という人が出てくるものだ。しかし、これは悪魔の声に他ならない。国家が本当に魅力的なことを言い出した時は警戒せねばならない。
・全体主義者は、目的は手段を正当化すると考え、目的さえよければ嘘
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