ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
差別、侮辱、排除の言葉の暴力を、路上やネット上で撒き散らすヘイト・スピーチは、表現の自由として守られるべきなのか。深刻な被害は、既存の法や対抗の言説では防げない。悪質な差別の法規制は、すでに国際社会の共通了解だ。各国の経験を振り返り、共に生きる社会の構築へ向かうために。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
全日本人必読の書であると言いたい。評論というのは多少なりとも筆者の思想や立場によって偏りがあるし絶対的にこれが正しいということがないのが通例であるが、こと差別に関して、人種や民族、障害者、社会的マイノリティといったジャンルで概念化した差別に関してはいかなる事情があろうとも絶対的悪であり、ましてやその...続きを読む差別を助長し扇動するような汚らしい罵詈雑言など文明社会に存在してよいはずがない。
表現の自由の問題がからむヘイトスピーチ。 日本のヘイトスピーチに対する姿勢はまだまだ世界的に遅れをとっていて、もっと向き合っていくべきだ!ということを学んだ。
ヘイトスピーチの定義から、その形成の歴史、国際的な潮流、わが国での法規制の是非について総合的に論じた書。ヘイトスピーチ対策法が成立する前に書かれた書なので、若干古いのですが、わが国におけるヘイトスピーチをめぐる議論が紹介されており、いずれもヘイトスピーチの法規制が必要という立場から論じており、勉強に...続きを読むなりました。
ヘイトスピーチの入門書
ヘイトスピーチの入門書です。著者が法規制に賛成に偏った意見だったことが一番気になりました。合わせて法規制慎重派の書も読むと良いと思います。
非常に良い、と最初は思ったけどねぇ。 でも、この手の問題でポジションを取って、丁寧に一般向けに論じるというのは大事な事だと思う。
具体的に例示されるヘイト・スピーチやヘイト・クライムの記述に触れるだけで何ともやりきれない思いに襲われる。それらを直接浴びせられた人々が受けたであろう傷の深さを想像するとさらに気持ちが塞ぐ。法律家らしい硬すぎる文章が難点だが、日本における人権擁護のための法整備を求める著者の訴えには異を唱える余地がな...続きを読むい。
現在の日本におけるヘイト・スピーチ(差別煽動)、特に在日コリアンや被差別部落出身者に対するそれの横行の状況、日本政府による差別放置・助長の現状、現行法下での規制の限界、イギリス・ドイツ・カナダ・オーストラリアにおけるヘイト・スピーチ規制の現状と課題を示し、罰則を含む包括的な差別禁止法制の必要性を訴...続きを読むえる。日本の法曹界では、権力の濫用により「表現の自由」を危うくするという理由で、ヘイト・スピーチの法的規制(特に刑事規制)に否定的な見方が強いが、国際的には人種差別撤廃条約に基づく法規制の流れが一般的であり、事実上無法状態にある日本の現状はむしろ異常であることを強調している。 法学的アプローチからのヘイト・スピーチ問題の評論としては主要な論点を網羅しており、この問題を考えるうえで必読の書と言えるが、本書が示す日本の絶望的現況(特に差別主義者の多い安倍内閣の存在)は、仮に法規制が実現してもむしろ「日本人差別」と称してマイノリティ迫害に逆利用される可能性を容易に推測させる。
問題はシンプルなのにその解決は困難。 その困難さが一冊を通じてにじみ出ている。 日本がヨーロッパ等の諸外国とそもそも違っている点は、この国は、単一民族国家という建前でなりたっていること。だから、人種差別撤廃条約に理屈は賛同・加盟するが、単一民族国家であるこの国には人種問題などあり得ないという立ち位置...続きを読むをとるしかなくなってしまっている。それは外国人労働者などとはまた別次元の問題であり、国のアイデンティティに直結することでもある。 昭和はもうとっくに終わってしまったが本当は昭和のうちにケリをつけておくべき問題だった。 そんなことを考えながら、しかし、今ここにある問題として、法律や条約としてだけではなく人間として立ち向かっていかなければならないことだと考える。
「ヘイト・スピーチとは何か」というよりは、「ヘイト・スピーチを法的に規制するにはどうすればよいか」といった内容だと思った。 そもそもヘイト・スピーチとは何なのか、ということを多角的に考察したり、その内実を検証するという本ではない。 あくまで著者は「他国と比較してみても、日本はヘイト・スピーチの現状に...続きを読むきちんと向き合っておらず、早急な対策が必要」だという立場で論じている。 しかし、著者がそう言葉を尽くすのももっともだ、としか言いようがない。日本におけるヘイト・スピーチ対策の現状はあまりにもひどい。たとえ著者の視点が多面性に欠けているにしても、この現状は日本社会の怠慢だといえるだろう。そして私もまた、その現状に関心を持っていなかった日本社会の一員なのだ。…… 差別の問題は根が深く、一義的に解決できるものではないが、それに社会が蓋をすることは全く話が違う。ないものとしないこと。実際にこれらは今の日本社会であっていること。それを許さないと「私」が思うこと。 差別によって傷ついている人たちがいる、その問題をないものにしてはいけない、と思った。
自分用キーワード チマチョゴリ切断事件 在特会 宇治市ウトロ カルデロン事件 徳島県教組襲撃事件 奈良水平社博物館差別街宣事件 レイシストをしばき隊 のりこえねっと 京都朝鮮学校襲撃事件 皇民化政策 ブラジル人少年リンチ事件 ケビン・メア(沖縄へのヘイトスピーチ) ポリティカ...続きを読むル・コレクトネス ジェノサイド禁止条約 ラバト行動計画 在日特権は存在するか 金尚均の差別体験 浦本誉至史(連続大量差別葉書事件) レイ/ヘッセ「心の中の地図」 ルワンダの虐殺 コモン・ロー コリン・ジョーダン事件 マイケル・アブドゥル・マリク スカーマン報告書 イスラモフォビア 平等人権委員会(イギリス) フレドリック・トーベン事件 バス分離事件 アファーマティブアクション マシュー・シェパード ジェイムス・ビアードjr ボハネイ事件 ブランデンバーグ事件 スコーキー村事件 R.A.V.事件 ヘイトスピーチは自己表現・自己統治なのか? ヘイトスピーチは良質な議論で駆逐出来るか(対抗言論の前提を破壊しているのではないか)? 違法化しないが為に排外デモが公に認められているのではないか?
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
ヘイト・スピーチとは何か
新刊情報をお知らせします。
師岡康子
フォロー機能について
「岩波新書」の最新刊一覧へ
「社会・政治」無料一覧へ
「社会・政治」ランキングの一覧へ
▲ヘイト・スピーチとは何か ページトップヘ