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淫乱に生きるしかない詩文。平凡に生きるしかない満希子。仕事に生きるしかないネリ。平凡に生きるはずだった美波。かつて私立女子校で同級生だった四人はそれぞれ別の人生を歩んでいたが、美波が四十一歳で事故死したことから、運命が絡みあう。残された三人の胸に愚かしくも残酷な「あの頃」が蘇り、それぞれの「嘘」が暴き立てられていく――。
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Posted by ブクログ
読むと止まらなくなった小説。女子校出身の4人が、41歳になって、それぞれの事情で、貪欲に、淫蕩に、諦め気味に、狡猾に生きている。皆、自分らしく生きてきたつもりが、プライドと違和感が入り混じって、不安と負けず嫌いな面が交差して…それがまたイイ。クラスで学級委員をやっていた人にも、集団行動がニガテだった...続きを読む人にも、読んでいて必ず心当たりがある部分が出てくる。新聞の連載小説だったようで、1ページ毎に先が気になってしょうがない感じがスゴイ! …あ、でも男性は読まない方がいいかも。女性の腹の底まで知らない方が、きっとシアワセな気がするので。。。
ドラマを見て、原作が読んでみたくなって読んだ一冊。 それぞれに全然違う性格の同級生4人の20年後。 その中の1人の死をきっかけにそれぞれの嘘が露呈し始める… 詩文の白黒はっきりした性格が好き。 『人間誰だって嘘くらいつくわよ。』と中学2年生にして言い切るところなんか特に。それでも共感を持てるのは...続きを読む彼女がただはっきりしているからというだけでなく、芯の強さのようなものが垣間見えるからだろう。
始めにドラマを見た。 それがあまりに面白かったので、原作を読んでみた。 そしたら、それがさらにおもしろくて一気読み。 主要人物である4人の女性それぞれの状況や心理などが複雑に絡み合い息つく暇もない。まったく違うタイプの女性たちは、しかし女性なら誰でも持っているであろう特徴を小分けにして個性を強く...続きを読むしたような4人なので感情移入できる。
ドラマになっていたので気になって読んでみた。 美波の死をきっかけに話が進んでいく。 自分も4人の中に入っているかのようにのめりこんで読んでしまった。 詩文は魔性で魅力的だけど、いつも刺激を求めて安定では満足しない詩文が自分だったらと思うと疲れるなぁ・・・
話が進むにつれ、引きこまれていった。 それぞれの視点での話があり、読みやすかった。こんな、ドロドロした話が好きだなぁ。
面白かった〜女の黒い部分がよく書かれてた。 4人の女たちはみんな女性特有の要素を持っていて。妬み、羨望、当てつけ、優越感、奔放、諦めなどなどなど。 それぞれめっちゃ共感するの。初恋の人をずっと思い続けちゃうどうしようもない心とか、若いイケメンにたぶらかされる気持ちとか、こいつ落としたいと思う気持ちと...続きを読むか、他人より優れていたいと思うどうでもいい自尊心とか。笑 そういうどろどろした気持ちを女はみんな持っていて、それがこじれてうまく組み合わさってしまうと、人生が一直線に落ちていってしまう。 こわいなー でもやめられない 人生は一度切りだから、面白いことしてなんぼ。(と言っていられるのは今のうちかな、)
初めて大石静の本読んでみた。 ニューヨークで1人の女性と1人の男性が死亡し、 そこから絡み合う4人の同級生の女性の物語。 死亡女性を含む女性は 今でこそそれぞれの人生を歩いているが かつて20年前にお嬢様学校に通う同級生だった。 恵まれた容姿をもって生まれながらも、実家の仏具店をついで専業主婦...続きを読むとなったプライドの高いマキコ。 恋に恋をし、初恋の人物と似た男と結婚しながらも最期はその初恋の人物と共に死ねた美波。 文学少女であるが故に人生に早々から失望し、男と寝ることでしか生きる意味を見出せない悪女詩文。 名医となり、仕事に生き、男性と大した関係を持たずに生きてきたネリ。 それぞれの性質をもった女四人が、 美波と男性の死をきっかけに 20年のときを超えて絡まっていく物語。 時系列も学生時代に戻ったり 彼女達の現在を描いたり 視点もころころと変わるけど 4人が全員全く違う考えもってるから 個人的には読みやすかった。 全員に対して「あーいるいる、こういう女」って共感できる。 私はまだ20代だから 学生時代の彼女達の思いに近いけど、 大人になった彼女達が それぞれの環境を経て 色のある人格になっているのみると 人間ってそんな簡単にかわんないのかなって思う。 ちょっとお母さんに読ませて論議してみたいな。楽しそう。 内容的にはどろどろしているんだけど 文章も軽くかったし、 作者が脚本家のせいか 会話文も多くてサクサク読めた。 でも、重い文章が好みな私には正直ちょっと物足りなかったかなー もっと地文が欲しかった。 自分は4人の中の誰に一番近いかなって考えながら読み進めると面白いかも。 個人的には早いうちから 人生の無情さを悟って それからずっと40になっても 男とふらふらセックスしまくってる詩文が好きだけど、 どっちかていうとネリタイプになりそう。 ネリが他人に「お前は男がいないほうが輝くタイプ」だなって言われて納得するシーンがあるんだけど、 私もそのセリフに多分頷ける。 題名通り、この作品には「嘘」がたくさん隠されているんだけど 最後の最期にでてきた「嘘」がでかすぎて それまでの「嘘」がぼやけちゃったよ(笑) 他の「嘘」にもっとパンチが欲しいと思ったのは、私が東野圭吾ラバーだからかしら(´・ω・`) 塾した女性の話だから 露骨な性描写もあって 苦手な人もいるかもだけど 私は好きー。 セックスに対する4人の考えもリアルで 勉強になるよー 女性に読んでほしい一冊(^-^)/ あと「人生とは緩慢な自殺である」って一文があったけど 個人的にこのフレーズ大好きだわ。 いいね~。ほんとその通りって思う。
自分はどの女性とも少しずつ違うなと思うのだけど、共感できる部分はどの人にもありました。 ストーリー展開もテンポが良く、読みやすい書き方でもあるので、あっという間に読み終えてしまいました。
高校時代の同級生4人、22年後を舞台にした群像劇。 小説らしい小説と言うか、正しい小説と言うか、もちろんいい意味で。 途中までは非常に素晴らしかったですが、だからこそ、3人の心を通わせるために用いたエピソードが安易に感じられました。 詩文の人生観、死生観は見ていて気持ちよかったです。 そういう...続きを読む意味でも正しい小説です。
4人の女の話。 一気にスルーっと読んでしまった。 詩文とネリの気持ちが、なんかよくわかっちゃった自分が、なんだか悪い女に思えてしまったのだけど、だけどなんだか・・・その二人の気持ちが手に取るようにわかってしまう。 4人の子供がまた同じような境遇で育っちゃうところもまた面白いんだけど。 歴史が...続きを読む繰り返すというjか、詩文の子は、やっぱり血を引いていたのね、みたいな感じで。 ネリと詩文の気持ちが良くわかったんだけど、その中でもなんか詩文のことが手に取るようにわかってしまう。 手に入れてしまうと、興味がなくなってしまったり。 刺激を常に求めてしまう、そんなところがなんとなく。 そして美波の一途さもちょっとわかってしまったりもする。 結局は可愛い女が最後に愛されるの?と思ってしまったりも。 ネリの仕事に打ち込む姿も、そして若いころの唯一の恋愛も、ボクサーとの情事も・・・・なんだかすべてがしっくりきてしまうのはなぜ? セカンドバージンはドラマで見たけど、この本を読んだら、セカンドバージンも読みたくなちゃった。 面白かった! アラフォーの女性にはたまらないかも!
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