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Posted by ブクログ
クリティカル・シンキングの理論と実践を俯瞰的に橋渡しする本です。あらゆる議論や主張について、する人・聞く人・興味がある人の全てが一読しておくべき、フラットかつ読みやすい本だと思いました。
伊勢田氏らしい本。真面目だなあ、というのが最初の印象。とりあえず含蓄がありそう(で実は何も言っていない)なことを言っておけば哲学になると思っている人は、おそらくこの本をあまりよく思わないだろう。このような考え方がもっと普及すればよりよい世の中になるのではないか。
正しい前提を正しい論理で組み合わせれば、確かに正しい結論が導ける。しかし絶対確実な前提なんてないし、正しい演繹的操作は情報量を増やさない。だから絶対確実な結論を求めるのであれば、どれだけ論理的であっても、むしろその厳密さゆえに、目の前の問題に対して役立つような結論は出せるはずがない。 もしも何か役...続きを読む立つ結論を出したいのならば、いくらか不確実なことも正しいとみなさないといけない。その際に、何をどんな理由で正しいと見なすことにしたのかということに自覚的であるべき。でないとコミュニケーションが成立しなくなる。
いわゆる哲学の本ではなくクリティカルシンキングの入門書 作成する資料のセルフレビューの力を身につけるために読んだため、序盤の内容で十分であり、後半の内容は退屈だった。 具体例が多いためわかりやすいが話が派生・分岐する傾向にありついていくのに疲れる本だった。 ■学び ・批判は否定ではなく、中立的な立...続きを読む場で本当にそうなのか?を疑うこと ・議論とは前提→推論→主張 ・主張を疑うには、前提を疑うか、推論が飛躍しているか
見るからに難しそうなタイトルで、中々読みはじめに勇気のいる内容だが、読み始めると意外な事に、すらすらと頭に入ってくる。要は日常的に「考えなければならない」シーンはビジネスに於いてもプライベートであっても、我々は常に物事を考え、判断して、そして決断して実際の行動に移っている。中々行動できない人、すぐに...続きを読む動き出すが、やり直しや失敗の多い人、更には何も考えずに不幸な結末に至るべくして至る人。ビジネスシーンでは特にこういった人は周りにはよく見かけるはずだ。そうした方々のみならず、自分自身にもそうかもしれない、そう心当たりのある方(私もそうだが)は、本書を読む価値は十分にある。当てはまるシーンが次々と思い浮かぶだろう。 本書はその始まりを「哲学」なんて人生に役に立たないのでは、という疑問から入っていく。私も文系人間だから、理系に比べると頭の固い人が量産されるイメージはどこか持っている。だが昨今、時代はAI全盛期に突入しようとする中で、改めて文系人材の正しい日本語能力や文脈の捉え方、言葉や文章にして表現する能力は注目されている。寧ろ膨大な文脈から答えを導き出そうとするAIの仕組みこそが文系人材の脳の動きそのものであるという意見を目にする事もある。哲学には更に物事の答えを導き出すための最善の思考プロセスを生み出す力を大いに感じ取る事ができる。 我々の周りには常に考えなければならない、対処しなければならない課題や問題が山積みである(勿論、それらに関心を示さず、無視して生きる事も可能だろうが、結果を受け入れなければならない覚悟は持つべき)。そうした疑問に一つずつ向かい合うことは、思考力を鍛える最善の方法であるだけでなく、人生を意味ある、価値あるものへと変える力になる。大きな失敗を経験したり、壁にぶち当たって前に進めない時、それまでの経験や価値観が通用せず、諦めそうになる事がある。打ち勝てない自分の非力さに打ちのめされ、自分の存在意義を疑うことすらある。だが、その度に人類は考え、そしてそうやって見えない遥か上空にあるはずの頂に挑んできた。そして新たな発見や理論は、更に多くの人々を巻き込んで思考の嵐を呼び、その中から一筋の巧妙に繋がる新たな考え方を確立させてきたのだ。そこにあるのは言うまでもなく「考える力」だ。 そして哲学的な思考は更にそれに効率性や説得力を与えてきた。我々が物事を判断する際の、前提条件や背景に悉く光を当てて、真偽を舞台に引き摺り出すだけではない。時には互いを理解し、お互いの考えをすり寄せ、そして手を取り合って新しい価値判断を生み出してきた。「我思う、故に我あり」とらかのデカルトの行き着いた答えだったのだろう。全てに疑問を抱き、目の前にある紙切れにさえ疑問を抱いたデカルト。そして、それへの反証も恐れず受けてきた生き方、考え方に、人々が今後の未来を生き抜くヒントがあるだろう。決して考えを止めてはいけない。人任せにしてもいけない。我(自分)がどう思う(考える)か。それを起点に、世の中の今ある価値にさえ疑問を抱き、自分なりの考え方を確立する必要がある。流石にデカルトそのものの考え方を実践すれば、生きづらいだけでなく、食料自給も出来ない日本では飢え死にしてしまうだろうが、生き方のヒントは見つかるだろう。 哲学がなんとなく異質の世界に限定されたもの、頭の固い学者が専売特許として考えること、といったレッテルを貼ってしまったら、恐らく大半の人は近づかないだろう。だがしかし哲学にビジネスシーンや生きる上でのたくさんのヒントがあると期待できる人、決して期待を裏切らない。懐かしの三段論法という言葉を目にして、普段の自分の成長を感じるもよし、覚えて使いこなすもよし、全年齢世代の入門書(筆者の意図とは異なるかもしれないが)として非常にわかりやすく纏まった内容である。また眠れない日々が続く。
クリティカルシンキングを理解するための書籍。哲学という名前があり、とっつきにくいかと思ったが、事例が多く分かりやすい内容であった。また、ロジカルシンキングにも役立つことも書かれており、論理的に考えるのが苦手で左脳を鍛えたい方には読んでもらいたい。
ふとした興味から手に取った一冊。 読み進めてみると、現在執筆中の卒業論文を書く上で有用な情報が散りばめられており、一冊で二度美味しい本だった。 アカデミックな筆者が書いた本なだけあって、明確な言葉遣いでクリティカルシンキングについての全体像を解説してくれていた。
クリティカルシンキングについて学べる本。 世の中にクリティカルシンキングの技法を説く本は数多くあれど,その原理や基本について述べている本は多くない。 しかも,聞く側の態度だけでなく,伝える側の態度にも言及している。 クリティカルシンキングについて学ぶならまずこの本を読んでみるといいだろう。 本の最...続きを読む後に「結局、何がどうだったのか」という要約を入れてくれていることもとてもありがたい。
論理学や哲学、倫理、科学からの観点でクリティカルシンキングを学べる本。しかし、筆者が述べているように、本書はあくまでも入門的位置付けのため、本書のみでクリティカルシンキングを体得するのは心許ない。だから、本当に理解し身に付けるためには、巻末の参考文献を基に興味を持った分野を深掘りする必要がありそうだ...続きを読む。
クリティカルシンキングを網羅した本。デカルトの懐疑の部分で、「確実」というカテゴリーを設けたら、より実りが多かったという話し、価値判断のあたりは新鮮だった。
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