公共哲学とは何か

公共哲学とは何か

715円 (税込)

3pt

シニシズムや無力感、モラルなき政治家や経済人、軍事力を行使したがる大国―こうした事態に直面して、いま「公共性」の回復が希求されている。本書は「個人を活かしつつ公共性を開花させる道筋」を根源から問う、公共哲学の世界に読者をいざなう試みである。「知の実践」への入門書決定版。

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公共哲学とは何か のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    丸山真男の言う「タコツボ型」の日本の学問状況を、「ササラ型」に持っていこうという試み。筆者らが、その中心に据えようとしているのが「公共哲学」。このガイド本を片手に、思想の冒険をしてみたいな、という思い。

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    Posted by ブクログ 2014年12月19日

    この本が必ずしも「公共哲学」の教科書ではなく、「山脇公共哲学」が記されていることに注意したい。
    学問とは、それを構築しようというプロセス(試行)こそが学問なのだから、歴史上の様々な人物の思想・主張の各々を、「公共哲学的」であるか否かなどと批評(評価)する作業は、あまりエキサイティングには思えない。
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    Posted by ブクログ 2014年04月10日

    公共哲学への入門編で、たしかにですます調てわ平易に解いているのですが、もう一度、キチンと行間を睨みながら読んだ方がよさそう・・・

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    Posted by ブクログ 2013年09月29日

    CSRのサイトで、著者である山脇直司氏の名前と、「公共哲学」なる言葉を見つけ、本書を選んで読んでみた。
    「公共」という観点からは、社会学のフィールドのイメージが濃いが、本書で指摘される通り、社会学では、「価値」や「正義」の問題は扱わないのだろう。現実社会の分析のみならず、世の中がどうあるべきかを問う...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月05日

    初めて読んだ哲学の本。
    ソーシャルビジネスを哲学の観点からみることができ満足。
    AIESECの活動を通じて、VISIONを語る上での「哲学性」の必要を感じた
    自身の感性を肯定してくれた本書は読んでいて共感できるところが多かった。これから哲学を学び、より説得力のあるvisionを掲げ、周りを引っ張って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    公共哲学の入門書としてはお勧めできる。ただし、筆者自身が「哲学」の専門家であるため、NPOなどの実践面を期待して読んだ人はガッカリするかもしれない

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    リベラルな文体ながら、決して普遍主義一辺倒にならない形で公共性の在り方を描いている。「活私開公」は本書のメインテーマであり、最終的な目標でもある。これは戦前戦中の「滅私奉公」や、現代の過度の個人主義(「滅公奉私」)を否定し、全体主義でも個人主義でもない、「個人を活かして公共性を作り出す」という新しい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月31日

    英米よりの話だと思っていたが大陸系も満遍なく紹介されていた。これは15年前の本で、それから公共哲学関連の本はたくさん出ているのだが、どれくらい見どころのある話なんかな。あと言葉遣いが独特。立場の偏りも相当あると思う。

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    Posted by ブクログ 2017年11月30日

    公共哲学の日本における第一人者である著者が、公共哲学の理念と概要をわかりやすく解説している本です。

    本書の前半では、哲学や社会学、政治学といった諸学問を横断的に見渡しながら、東西の思想家たちの取り組みを公共哲学という観点からまとめています。また後半では、政治、経済、社会、科学技術、教育、宗教といっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年01月17日

    公共哲学の概観を与えてくれる入門書。
    思想の発達した経緯が多くを占めていて、主張の部分はあまり厚みがない。
    新書という制限のためだろうが、もう少し欲しかった。
    これから公共性の概念を学ぶ人や、そういった活動を実践する人の立ち位置を確認する役割といった印象。
    個人的には、実際に活動する人たちにはこうい...続きを読む

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