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メディアはメッセージである―マーシャル・マクルーハンという人物についてよく知らなくても、この有名なセリフは聞いたことがある人は多いでしょう。メディア論の大家、マクルーハンは、まだテレビが新しいテクノロジーだった時代に、来るべきネット社会の到来を予言していました。彼はメディアやテクノロジーに対する深い洞察を通じて、人間が何を考え、社会がどのように動いているのかを解説してみせたのです。彼が現在の情報化社会・ソーシャル時代を目にしたとしたら、どのような考察を行うのでしょうか。本書では、マクルーハンに初めて触れるという方にも分かりやすく、彼の理論のエッセンスについて解説します。
■CONTENTS
【第1章】メディアと社会はどのような関係にあるのか―「メディアはメッセージ」/【第2章】マクルーハンと言うメディアとは何か―「車輪は足の延長である」/【第3章】メディアが人間に与える影響とは何か―「感覚比率」/【第4章】メディアの「温度」とは何か―「ホットとクール」/【第5章】マクルーハンはなぜ難解な文章を書いたのか―「私は説明しない」/【第6章】メディアの機能はどう整理できるのか―「自動車は交通渋滞に反転する」/【第7章】デジタルメディアは人間をどこに導くのか―「地球村」
■著者
小林啓倫(コバヤシアキヒト)1973年東京都生まれ。経営コンサルタント。獨協大学卒、筑波大学大学院修士課程修了。システムエンジニアとしてキャリアを積んだ後、米バブソン大学にてMBAを取得。その後外資系コンサルティングファーム、国内ベンチャー企業を経て、現在はコンサルタント業の傍ら、ライター/翻訳者としても活動。個人ブログ「POLARBEAR BLOG」は2011年度のアルファブロガー・アワードを受賞している。※著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
Posted by ブクログ 2013年11月10日
半世紀前のマクルーハンの英知をTwitter、facebook、Line等ソーシャルメディアやビッグデータなどの現代のテクノロジーで発生する様々な事象を通じて論じ、難解なマクルーハンの主張を身近なものにする好著。
マクルーハンの予言には驚くばかりですが、新たなテクノロジーが社会にどのような影響を与...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月06日
メディア論の大家のマクルーハン、手頃な入門書が見つかったので読んでみた。
マクルーハンの秀逸なアフォリズムをわかりやすく紹介していてgood。
もちろん、「その解釈は強引じゃない?」と思う点も何箇所かあるが、難解で発散する文章をここまでまとめるのは本当に敬意を表したい。
マクルーハンの示唆した内...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月25日
メディアの話によく出てくるマクルーハン。でも名前を聞いたことある(そして断片的な引用しか見たことが無い)程度の自分が、初めて全体像を知ることができた本。マクルーハンの理論のエッセンスが平易な言葉で要領良く書かれている。
マクルーハンの話でジェミノイドとの関連が引かれてたり(P.65)、Google...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月05日
メディア関係の本を読んでいると盛んに引用されるのがマクルーハン。しかし、一方でマクルーハンの書は難解との評判もあったので、マクルーハンのガイド本として本書を手にとってみました。
マクルーハンが残した言葉を噛み砕いて分かり易く解説しています。メディアに携わる者としてマクルーハンを勉強してみようと思わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月25日
こんな感想持ちました。
・引用されているマクルーハンの文章が難解で、何を語っているのかさっぱり理解できなかった(苦笑
・メディアだけでなく、テトラッド(強化/回復/衰退/反転)というフレームワークで考えていくのは面白そう
・「地球村」は、「宇宙船地球号」的な牧歌的な理想郷ではなく、かなりシビアな世界...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月31日
今の時代にマクルーハンを論じるということは、とても誘惑的だ。「わたしは説明しない。ただ探求するのみ」と言ったマクルーハンのアフォリズムは、その意図を超えて今の時代にメッセージを届けているような気がする。マクルーハンは「メディア」という言葉を通常の意味からあらゆるテクノロジーへと拡張する。すべて身体と...続きを読む
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