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石原慎太郎氏推薦! 「『日中友好』の誤りをこれほど完全に証明した一書を私は知らない」世の中に日中関係を論じた書物は数多ある。しかし本書が唯一無二を誇るのは、一つの知見や時代に捉われることなく、政治・経済・歴史の知識を総動員したうえで、これまで誰も論じてこなかった「ある法則」を見出したことだ。その法則は「『日中友好』を進めれば日本経済も、日中関係も安泰だ」という日本人の「常識」を完全に覆す。それは「中国となるべく距離を置き、関係が希薄であったときのほうが日本は繁栄し、日中外交にも揉めごとが起きない」という驚愕すべきものだ。著者はまず、日中関係史が始まった2000年前まで時代を溯り、煬帝を激怒させた聖徳太子の決断から「赤い夕日の満洲」がもたらした破滅、民主党政権の失敗と第二次安倍政権の成功までを一気に概観し、その法則性を完全証明していく。それは圧巻というほかない。そのうえで現在の中国をみれば、経済成長の鈍化を覆い隠すように習近平政権はウルトラ・ナショナリズムに走っている。ならば2000年の歴史から何を学び、いかに「中国抜き」の国家戦略を構築するべきか。「誰よりも中国を知る男」が著したかつてない日中関係論。
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Posted by ブクログ
■政ノ要ハ軍事ナリ
・国内の国防体制をより強固なものにするためには当然軍事を司る中央政府の下に人民の力を結集させる必要が生じる
・そのための早道は人民と土地を一元的に支配する中央集権制,即ち中国式の律令制の実施
・税収を中央政府に集め,人民に兵役を課す
■律令制の導入は結果的に日本の国力の増大と国防体制の強化に貢献し,大唐帝国からの侵略を未然に防止した
■律令制導入はっ公方対策上の一時的な緊急措置
・日本の風土と歴史に根付くことはできなかった
■班田収授法 → 墾田永年私財法
■律令制としての中央集権制にとって代わって,日本の風土の中で自然発生的に生じ,いわば日本的な政治制度として定着したのは「封建制」
・中央集権制と封建制との最大の違いは,土地と人民に対する支配の仕組み相違
■福沢諭吉の「支那風擯斥スベシ」
・到底今の支那人に向ては其開花を望む可からず
・之を友とするも精神上に利する所なし
・双方の交際は唯商売の身に止まりて
・智識の交は一切これを断絶
・其国の教義を採らじ
・其風俗に倣わず
・衣服什器玩弄の品に至までも,其実用の如何に拘はらず,他に代ふ可きものあらば先づ支那品を擯ること緊要ならん
Posted by ブクログ
日本と中国の最も相応しい関係は、「敬遠」である。敬いながら遠ざけるという距離感がお互いの国にとって最良である。石氏のこの指摘には思わず納得してしまった。
石氏の指摘は、感情的でもなく、偏狭なナショナリズムに由来するものでもなく、日本と中国の過去2000年に及ぶ歴史を冷静に検証した結果であり、説得力を持っている。
日本の歴史上、安定と繁栄を謳歌できた「平安」「江戸」「戦後の高度成長期」、これらはいずれも中国との関係が希薄だった時代である。
中国は、隣国であり、世界最大の経済大国になる可能性のある巨大国家だから、日本は中国と友好関係を築かなければいけないという妄想は全く必要ない。だからと言って、いがみ合いや悪感情を持つのではなく、「敬遠」なのである。
また、中国が世界一の経済大国になるという予想も、現在の環境汚染、官僚汚職、経済格差などを考慮すると全く的外れと言わざるを得ない。
日本人と価値観を共有できるのは、隣国・中国ではなく、むしろ欧米諸国なのである。日本の取るべきスタンスは「脱亜入欧」である。
Posted by ブクログ
日本は中国と深く絡まないほうがいいんです、過去も実際そうでした的な。聖徳太子や平家、鎌倉幕府と室町幕府と江戸幕府、明治から大正昭和初期と戦後と例を挙げられると確かにそう。特に利も理も少ない満洲にしがみついて全てを失った日本。
国交正常化以降の日本の対中外交のお粗末さ、中国経済が抱えている爆弾、それを逸らすためのウルトラナショナリズム、中国にこだわらない日本の国家戦略といった話もあって、今までなんとなく中国に圧迫感を感じてた自分としてはホッとさせられるもんでした。もちろん鵜呑みにして安心してばっかでなく頭使ってかなきゃですけどね。完全に無視するでもなく、振り回されない外交を。
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