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Posted by ブクログ 2019年12月29日
国語教科書はなぜ「羅生門」「こころ」「舞姫」といった定番小説ばかりなのか。
著者は本書中にて
①1970年改訂の学習指導要領で「主題や要旨を的確にとらえ、それについて自分の考えを深めること」が強調され、比較的主題の捉えやすい前述の3作品が選出されたため
②1990年代以降の少子化の影響で〝教科書会...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月15日
歴史や教育方針の変遷、少子化、そして出版社の逼迫等の事情により、題材の固定化を余儀無くされる、今日の国語教科書事情。
『羅生門』『こころ』『舞姫』等は、いまや殆どの高校教科書に必ずといって良いほど載っているのはそのためである。これらに代わる新たな作品を取り入れようにも、適切な作品の選出や、内容校正に...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月06日
高校の国語現代文の教科書。100%芥川の「羅生門」が、そして殆どに漱石の「こころ」鷗外の「舞姫」が判で押したように掲載され、定番化している謎を追った一冊。
教科書問題といえば「歴史」教科書問題であったが、若者の活字離れが叫ばれる今、その原因の一端でありそうな国語の教科書について誰も問題にしていない...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月31日
「羅生門」「こころ」「舞姫」。これらの作品を、授業でどう扱ったらよいか悩ましい。生徒たちに何を教えたらよいのか、模索し続けている。一応「羅生門」では小説の型を、「こころ」では利己心と罪悪感を、「舞姫」では社会と自己の葛藤を、教えることにはしているが。
著者は、これらの作品がほとんどの教科書に掲載...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月24日
高校国語の現代文の教科書に掲載されるものは定番化されており、主に「羅生門」「こころ」「舞姫」が、定番が固定化してしまったかを分析した本。
歴史の流れもあるし、少子化の流れもある。現場の教員や、元教科書会社の編集者のインタビューもあった。事情を知らなければ陰謀説を唱える人もいるだろうが、私が思うに、...続きを読む
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