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何が、誰がソニーをダメにしたのか? 井深大、盛田昭夫のスピリットを捨てた出井伸之体制。 その愚策と怠慢は、ストリンガー、中鉢に引き継がれた…平井はどうなるのか? これといった実績のない「エリート」が経営者になったとき企業はどうなるか? ソニー本社5階に勤務していた幹部社員が、すべて実名で明らかにした衝撃と慟哭の手記。
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Posted by ブクログ
著者は、FeliCaなどの国際標準化に貢献して、国家から表彰されたほどの有名人なので、ビジネス的視点でソニー凋落要因を分析してくれるものと期待していたのだが、なんと大賀、出井、ストリンガーの経営陣を徹底批判した内容で、ビックリ仰天しました。 技術系の仕事師達の排除と独裁を進めた大賀さん、アメリカかぶ...続きを読むれで技術イノベーションの芽を摘み執行役に押し込め、社外取締役の重用と高額報酬による背信経営の出井さん、さらに無知無策だったストリンガー、、、。 いずれも技術に対する無作為を嘆いてます。 いまの平井さんも文系であり、本書をまともに捉えると、もうソニー復活はないでしょう。 ただ個人的には、一読後は後味が悪かったです。 よほどソニー(会社)に個人的な怨念があるのかな…、、著者もソニー社員故に上述の成果を得ることができた面もあったと思うので、本書の大筋の内容については残念でした。 参考になった点は、内部でしかわからないソニーの人事制度の仕組みがわかったことです。
長年勤め続けた中の人が、ソニー低迷の戦犯をこき下ろす暴露本。 技術を知らない経営陣が現場に目を向けず踊り続けた結果、残されたのはリストラの山と資産売却による見せかけの営業利益、という非常に切ないお話になっとります。 普通に読みやすい文章なのに、全編に漂う怨念と、まとまりのない散漫な内容で読み終え...続きを読むるのにエラい時間が。。。"俺の大好きやったソニーをよくも壊しやがったな!"と憤懣やるかたない思いを文章にしたためたら、本が一冊できました、って感じやろなあ、たぶん。 しかし、耳ざわりは良いけど何が言いたいのかサッパリ分からん抽象的なフレーズが経営目標になったりした時は要注意!ってのは以下自粛
ソニーの半内部告発本。SONYの話は知らんが電機産業一般の話としては同感。技術では勝てないが技術が無ければ勝てない。高学歴の文系社員が多くなって権力を握ったら駄目になる。理性的な技術者は権力欲の強い文系に社内政治で勝てない。はい、まったくその通りです。ついでに言うなら官僚は自己増殖をするので、本来不...続きを読む要なレベルまでオーバーヘッドの文系スタッフ/営業を増やして技術者を食い潰す、と。うちの会社もそうですよ。というか、どこの日の丸電機・家電メーカーも一緒じゃないかい?文系が偉くなって困らないメーカーって自動車くらいだと思うな。
著者の個人的な思いを強く感じますが、歴史を知るには良い本でしたし、一社員の見方という意味では興味深かったです。 CEO、取締役って何をしていて、どんな成果を出しているのかもっと色々な会社の本を読んでみたいと思いました。
ソニーに40年以上勤めた、内情を知る幹部社員が執筆した本。ソニーを通して、経営について書かれている本でもある。技術者、メーカーに勤めているなら読んで欲しい。 帯にもあるが「何が、誰がソニーをだめにしたのか」だ。ソニーが悪くなったのは、ソニー自信が悪いのではなく、そこで働く社員、特には出井〜の社長に問...続きを読む題があると提起している。 全ては考察であるから、真偽は分からないが、会社は内側にいないと見えないものがあると思う。そういう意味で、かなり興味深い内容である。 また、自分の将来ビジョンにも役立った。メーカーであるなら、現場を知らないといけない。書類や、報告書、そこにある数字からだけでは何も判断できない。現場を知っているから、そこに書かれた意味、数字が本当に正しいのかも分かる。技術者としてもっと現場に出たい。 そして著者の想いである「ソニーで働く若者に限らず、日本の企業で働く心ある若者すべてに、かつての日本人ベンチャー魂を今一度、発揮して欲しい。」これも大事にしたいと思う。 ただし、こうすれば良いと言う内容に、どれだけ信頼性があるかは分からない。それらの内容は実行したわけでもないので、どうかなというところである。ただの理想であるだけかもしれない。 そういったことを踏まえると、☆3つかな。
作者は、文系の人が嫌いなんだなということが分かった笑 でも文系と理系で分けるのってちょっとどうかなと思う・・・。 まあそれは半分冗談にしても、ソニーがどのように崩れていったか、 それをみてきた1社員の意見というのは参考になった。 どのような組織にしたら、その組織はずっと命が続いていくのか、色々と...続きを読む考える。 危機感が欠如した人ばかりの会社はまず間違い無く終わる。 落ちていく大企業の多くは、基本的にこの理由で終わるんじゃないかと思う。 大企業のメリットである知名度や資金調達のしやすさ、信用性などを維持したまま、 かつ危機感の欠如を起こさないようにするのは難しそうだ。 信賞必罰を徹底する必要がありそうだが、上側にそれをする必然性があまりなく難しい。 その上司の部門が会社に大きく影響を与える部署(となると、大企業ではそういう状況は少ない) だったり、単純に会社を愛している(創業家などじゃないとなかなか難しい)とかではないと、 まあいいかとなあなあになってしまう可能性は高い。次がやってくれるだろうと考えてしまいそう。 自分が美味しい思いができるまでは会社があればいいや的思考のI社長がソニーは潰した(まだ潰れてないけど)と作者は言ってる。 その話を聞くと、オーナー企業というのも有りと言えば有りなのかなという気もしてくる。 一番いいのは、娘を優秀な人に嫁がせて・・・とかになると戦国時代的で受け入れられなさそうだし。 組織って難しい。 組織の仕組みを作るのに大変だし、 またその組織を構成する人を選ぶのも大変。 拡大したいから人を取るだと失敗しそうだと感じる一方で、 拡大しないと時代の変化の流れについていけなくて死亡ということもあるのだから、 そのジレンマの中でどこで着地するのかは慎重に考えないといけない。
昨今のソニーの凋落ぶりを嘆き、この惨状を招いたとして出井、ストリンガーら歴代社長を激しく批判している。特に、委員会等設置会社、社内カンパニー制の導入、EVA、シックスシグマなどの方策をことごとく「愚策」と呼び切り捨てている。とはいえ、著者は当時社内に在籍していた当事者でもあり、歴代社長ら個人に対する...続きを読む批判は、結果が判明した今だから言えるという後出しじゃんけんの感がある。
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