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総務省への怒鳴り込みも辞さない「キレっぷり」などで良くも悪くも注目を集めるソフトバンク。本書は、長年にわたって通信業界をウオッチしてきた記者が、一般メディアに取り上げられない側面からソフトバンクの強さを徹底的に分析した。
取材を通して見えてきたのは、ソフトバンクの知られざる企業文化。孫正義社長は商機ありと見れば業界大手や総務省を相手にも平然と大立ち回りを演じ、叩かれても叩かれても、あらゆる策を講じて粘り腰で巻き返す。社員にはスピードを強く求める。自身も即断即決のスピード経営を貫く。奇策ばかりが目立つが、実はデータ重視の慎重派でもある。基本に忠実で調査と分析を徹底的に繰り返し、幹部は綿密な長期計画に基づいて動く。
命運を賭けた米スプリント・ネクステル買収の舞台裏も収録。通信業界の激しい攻防の裏側を追った。
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Posted by ブクログ
「スピード経営」とは単に行動力があるということではない。スピードを生みだすエンジンの性能は燃料と回転率で決まる。大量のアイデアをひたすらひねり出し猛烈に試行錯誤する、それが他の企業にはないソフトバンクの強みになっているのがよくわかる。
本書はそれなりに面白いのだが、「強みはAだ。こんな例がある。だから強い」という多用される論法が具体的で数字もあるのだがスケールが小さかったり担当者レベルすぎて凄さが伝わってこないものが多い。公開情報からの引用、内部関係者への取材も表面的な印象を受ける。世の中をあっと言わせた数々の買収劇の、もっと核心に触れるような取材をして欲しかった。
それにしても「自転車操業を抜けるにはもっと早く漕げばいい」という孫さんの名言は面白い(笑)。
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