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Posted by ブクログ 2023年06月10日
この本を読むと自分の信仰心を,スピノザの公理・定理・系といった一連の論理規則によって,より強固にすることができる.
初めから読むと,公理系なので退屈であるが,最後にスピノザが書いたまとめ的なのがあるので,そこから遡ると読みやすい.
内容は,キリスト教(というか一神教)によくあることがベースにあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月27日
「神とは、絶対無限の存在者、いいかえれば、そのおのおのが永遠・無限の表現する無限に多くの属性から成りたつ実体のことである。」
・・・・・・第一部 定義6
この『エティカ』という本は、幾何学的記述によって世界を説明している。
定義、公理、定理、証明で構成される、極めて異質な存在だ。
誤謬なく出来る限...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月05日
何を言っているのかよくわからない、というのが正直な感想。幾何学的方法に基づき「定理」「証明」が繰り返され、しかもそれが思いついた順に書かれているような感じで全体像が見えづらい。もっとも、このわかりづらさはスピノザ自身も認めているようで各章の最後にまとめがある。それによって何をどう考えていたのかがお...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月07日
エティカの重要性とは、その徹底的に論理的帰結を追及した幾何学的方法である。この方法が形而上学的な存在論、いっさいを包括する全体的、統一的空間を創造している。定義と公理によってすべての命題を導きだすことで、哲学の体系を構成する数学的アプローチはあらゆる意味で、彼の偉大な仕事であったと思う。
ス...続きを読む
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