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Posted by ブクログ
永遠に忘れられない「過去」と
永遠に続いてほしい「現在」に 生きる女性。
39歳、離婚歴あり、英語短大講師。
「過去」の男は、高校時代の友人の彼。レイプのような一夜だけの男。
「現在」の男は、新進気鋭の政治家。妻子あり。
むろん不倫、仕事でもブレーンとして、物分かりの良い愛人として、均衡の取れた大人の関係。
そこに、一枚の葉書が届く。母となった高校時代の友人の現況を知らせる便り。
まるで過去からの葉書に 過去と現在の永遠の不確実さに動揺する。
小手鞠さんに慣れてきて、小気持ちの悪さが気持ち良くなってきた。
恋愛サスペンスという紹介だったけど、ラストにあんまりな事件はあるが、二人の男性の見えない部分がサスペンスかなあと思ったりしている。
参考文献に、代議士秘書関係の書籍がたくさんあったから、こんな事もあるかもねと楽しめました。
Posted by ブクログ
憧れである親友の前で、そして親友の恋人に、壊されたいと願う主人公•由樹。
同じ女の視点で見ると、地味でパッとしない印象を掲げているのに反して、なかなか強かな人間だと思う。
一冊を通して、純粋無垢を貫こうとする由樹の、けれどそうではない姿が生々しい。
政治家の狡賢い性質を孕んでいる惇や真山が「らしく」振る舞うことよりもなお、本当はタチが悪い人物だと思う。
由樹が求めていたものは、何だったのか。
相手がいると知りながら、自ら踏み込まない「良い子」な恋愛に一喜一憂し。
自分の友人が恋人と付き合っていると知りながら、彼女もまたかつて自分を壊した人を求めていることに気付き。
そうして、清算を試みる。
何との?
由樹が壊されることへの魅力に抗えず、そうして壊された自分がまた新たな魅力を得て生きてゆく姿を、否定は出来ない。
最終的に、彼女が求めたものは光なのだろうか、闇なのだろうか。
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