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Posted by ブクログ
渋谷東急の地下にあるアンデルセンにはよく行く。アンデルセンのバゲットが好きだ。そんなアンデルセンの社史ともいえる本。
アンデルセンの創始者は高木俊介と、その妻、彬子(あきこ)。戦後間もない1948年に広島で始めたパン屋さんだ。そのパン屋を拡大し、東京青山などにも出店していく。
ボクは広島アンデルセンには行った事がないが、ここはアンデルセンの魂が宿っている場所なのだと思う。この本を読んでいてわかることは、アンデルセンの理念かもしれない。決して、目先のお金を稼ぐことだけを考えているわけではない。それは、彬子の言葉の節々に表れる。おそらく、夫、高木俊介のほうが合理的な考え方の持ち主だったのだと思うが、その夫と二人三脚で作り上げてきたのが、アンデルセンの物語なんだろう。
今でこそ、冷凍生地から焼き上げるパンは当たり前だが、この冷凍生地の特許をもっているのは、アンデルセンらしい(当時のタカキのパン)。だけど、高木俊介は誰でも使えるようにした。それが、パン文化を拓くことになると考えたからだ。普通だったら、この権利をライセンスしたらドル箱だと考える。そのあたりが、普通のパン屋さんと違うところなんだろう。
物語のあるパン屋さん、アンデルセン。
昔から好きだったけど、もう少しだけ好きになった。
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