『クロック城』殺人事件

『クロック城』殺人事件

803円 (税込)

4pt

終焉をむかえつつある人類の世界。探偵・南深騎(みき)と菜美の下に、黒鴣瑠華(くろうるか)と名乗る美少女が現れた。眠り続ける美女。蠢く人面蒼。3つの時を刻む巨大な時計。謎が漂うクロック城に2人を誘う瑠華。そこに大きな鐘が鳴り響いたとき、首なし遺体が次々と現れた。驚愕のトリックが待つ、本格ミステリ。(講談社文庫)

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『クロック城』殺人事件 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。
    作中を通じてどこか悲しげな、寂しげな雰囲気があるが、これも世紀末ものの特有のものなのか(?)
    トリックも面白く、読者としての納得感もある

    0
    2024年05月09日

    Posted by ブクログ

    メフィスト賞受賞作にして、北山猛邦デビュー作。トリックも、強烈な真相も楽しめた。SFあるいはファンタジー的世界観だが、そこはあまりミステリとは関わらなかったり。それでもSF部分もなかなか面白いのだが。文章も読みやすい。これはファンになりそう。

    0
    2021年04月11日

    Posted by ブクログ

    ちょっと前の、あったのかもしれない、違う世界線の話かもしれない、人類史が終わる寸前の世界。
    クロック城と呼ばれる謎の建物。
    直径10メートルの巨大な時計が3つ並び、左右の時計の針は真ん中の時計と10分づつ前後にずれている。
    SFチックな館の噂、存在の不明な登場人物、眉唾な計画や組織、それらが収束して

    0
    2023年07月28日

    Posted by ブクログ

    再読。と言っても最初に読んだのはかれこれ十年以上は前なので内容はほぼ忘れていた。それでも肝心のトリックや最後辺りのシーンは覚えていたので、それだけ印象に残っていたということだろう。世界観や設定、用語の数々が絶妙な中二設定ではあるが最終的には見事な新本格ミステリとなっている。昔読んだ時はその大胆なトリ

    0
    2022年01月25日

    Posted by ブクログ

    物語の舞台が終わりかけている世界で、素敵に好みのミステリでした。面白かったです。
    この音世界を終わらせないためにSEEMと十一人委員会がそれぞれ別の方向性で支配している…磁気異常と降り続く雨の世界観も好きでした。
    びしょ濡れでやってきた瑠華から「家に住む〈スキップマン〉を退治して」という依頼を受けた

    0
    2021年10月13日

    Posted by ブクログ

    思ってたのと違ってファンタジーだった。けれど雰囲気とトリックは好き。ただ次回作に続くのかと思ったら違うようで謎なまま終わった部分が気になるので消化不良。森博嗣さん味を感じた。

    0
    2021年05月04日

    Posted by ブクログ

    とりあえず読み終わってまず考えたのは、本格ミステリとは一体どこまで示すのだろうか、ということだ。
    本著は裏表紙のあらすじに本格ミステリを謳っているのだが、他の本格派とはかなり毛色が異なる。

    まず設定だが、終焉をむかえつつある人類の世界、が舞台だ。これは件の裏表紙あらすじから抜粋させて頂いた。
    主人

    0
    2017年10月21日

    Posted by ブクログ

    メフィスト賞を追いかけるのがちょっとした趣味です。
    これもその一環で…


    世界観は「空の境界」的でちょっとアニメっぽくもある気がするんだけれど、なにより文章がきれい。
    表現の仕方がすごく的確でスマートだなぁと思いました。
    そういえばダンガンロンパのノベライズをこのかたがやるらしいと知って、超適任!

    0
    2013年08月30日

    Posted by ブクログ

    世界設定がとにかく好み。
    トリックには驚きと言うよりハハッと笑いが出てしまったけど。
    むしろミステリーにパニック映画のような設定を持ってくることに驚いた。
    世紀末な舞台と雰囲気が合わない人には向かないらしい。

    0
    2013年06月21日

    Posted by ブクログ

    北山さんのデビュー作。
    終わり行く世界を舞台に過去、現在、未来の時を表した3つの時計を持つクロック城で起きる連続殺人事件を描いていますが、独特の世界観と主人公の雰囲気に冒頭から引き込まれました。
    メイントリックも驚きでしたが、そこだけに終わらせないところが素晴らしかったです。

    0
    2012年08月02日

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