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Posted by ブクログ 2012年01月07日
ずっと前から読みたかった作品。
モトクロス、公道レース、ボート競技、テニスなどを通じて人の心の動きを描く。
ちょっとハードボイルド。
なんてったって佐々木譲だ。
結末ははっきりしてるけど、はっきりとハッピーには終わらない。
主人公たちはこれからどこへ行くのか、わからない。
読者は彼らと一緒に競技を...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月10日
z2が出た頃cb750に乗る主人公はそのバイクに出会い、公道でレースをする。
主人公は勝負に負け、自分が率いていたバイクチームもバラバラになっていく。そこで主人公はまたz2に勝負を仕掛ける。
z2とcb750のみの観客のいないレースは主人公の勝利で幕を閉じる。
以前に負けたときにいた仲間はどうしたと...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月19日
佐々木譲のデビュー作短編集が文春文庫版で復刊しての登場。表題作はデビュー作にしてオール読物新人賞受賞作。「初めての応募が新人賞受賞」ではなくて「初めて書いた小説が新人賞受賞」なのだからその非凡さが伺える。後の佐々木譲小説の根幹になる「反権力」の視点こそ登場しないがもう一方の柱である「常にフェアである...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月09日
内容(「BOOK」データベースより)
モトクロスに人生の全てを賭ける貞二は、思うような結果が出せず、また、若い天才の出現に焦りを覚える。やがて、愛する洋子のため引退を決意し、最後の戦いに挑むが…。オール讀物新人賞受賞の表題作をはじめ、逡巡する青春の終わりの日々を瑞々しく描いた、作家・佐々木譲の原点で...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月10日
短編5編。
表題のモトクロスレーサーの話は作者がモトクロスを初めて見に行って面白そうだから書いた、というデビュー作。モトクロス狂だろうと思わせるような臨場感あふれるレース描写だったのに…驚き。
他は公道レース、ツーリスト、漕艇、テニスを扱った4編。
青春期にある青年の揺れる心や無謀さ、こだわりが面白...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月23日
長らく絶版となっていた佐々木譲のデビュー作が復刊とな。読み終えて30年前の作品と知るが、そんな古めかしさを感じさせないのが流石。
短編5編の中にバイクを主題にして3編。
凝縮したレースの描写がゴールに近づくに従ってどんどん加速する標題作。カワサキの男のニヒルさが渋い「246グランプリ」。ここいらは今...続きを読む
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