日中国交正常化 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦

日中国交正常化 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦

880円 (税込)

4pt

一九七二年九月、戦後三〇年近く対立していた中国と国交が結ばれた。この国交正常化交渉は、その後も続く歴史認識、戦争賠償、台湾問題、尖閣諸島など日中関係の論点が凝縮されていた。また冷戦下、アメリカとの関係維持に腐心しながら試みられたものだった。本書は、外交記録、インタビューなどからこの過程を掘り起こし、政治のリーダーシップに着目し、政治家、官僚たちの動きを精緻に追う。現代史を探る意欲作。

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日中国交正常化 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最近、田中角栄のことが気になってBOOKOFFオンラインで関連書籍をまとめ買い。その中の1冊。

    日中国交正常化の年は1972年。奇しくも私が生まれた年だ。高校生の時に世界史で習った時にはなんとも思わなかったが、今は「そうなんだな」と思う。自分がこういう本にも興味を持つようになったことが感慨深い。

    0
    2025年03月03日

    Posted by ブクログ

    田中、大平が優れたリーダーシップを発揮できる状況にあったこと、周恩来、蒋経国といった乱世を生き抜いた傑出した指導者が交渉相手だったこと、様々な条件が重なり、日中国交正常化という大事業が成し遂げられた。

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    豪放な田中角栄と緻密な大平正芳という全くタイプの異なる二人の政治家が主導して成し遂げた日中国交回復。しかしリーダーの田中は「外交のことは分らん、大平君、君にまかせる。しかし責任は全部俺がかぶる」と腹をくくる(p216)。そして政と官との関係では、上が下を信頼し、下も上を信頼して、一点の目的のために仕

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    2021年06月16日

    Posted by ブクログ

    近隣国との摩擦について、今に至った経緯を改めて顧みる為の一冊。ややもすれば即物的に判断しがちであるが、過去の(特に中国、台湾、韓国、及びアメリカとの間の)外交においての”agree to disagree”という知恵が、ここに至る日本の外交的地位を支えてきたことは厳然たる事実であり、それを否定するの

    0
    2019年10月27日

    Posted by ブクログ

    田中首相と大平外相のすばらしさがわかる。
    日中国交正常化交渉において、チャイナスクールは排除されていた。アメリカとの関係を重視した上での日中国交正常化だった。
    田中総理は訪中してからは大卒に交渉を任せて暇で漢詩を作っていた。
    周恩来は佐藤内閣から田中内閣に変わったことで、佐藤内閣のことはあなたたちの

    0
    2018年05月19日

    Posted by ブクログ

    目標に向かって大きな絵を描き仕事は下に任せ自らは責任を取るリーダー(田中角栄)がいて、性格の違う補佐役(大平正芳)がそれを支え、専門家集団が細部を埋めていく。その見事な連携ぶりが物語のように語られている。政治主導ってこういうことを言うんじゃないかなと考えさせられた。

    0
    2013年03月20日

    Posted by ブクログ

    一読ではなく、何度でも読み返すべき良書だ。いままさに激しく対立する日中関係の原点を学べると同時に、田中角栄首相、大平正芳外相の政治力を通じて、政治主導とは何か、政治家とは何かについて、史実から語りかけてくる。政治不信、日中対立が激しい今こそ、ぜひとも読むべき一冊である。

    0
    2012年09月22日

    Posted by ブクログ

    非常に面白かった。日中国交正常化にいかにして田中と大平が対応したのかがわかる。そして、それを実現するのは両者のリーダーシップに強くよることが明らかにされている。読後感は非常にすっきりとしたもpのであったが、現在の政治家が非常に小さく見えた。

    0
    2011年12月28日

    Posted by ブクログ

    大変濃い内容。これらの過去を知らずに今のそれぞれの国との関係を語ることはできないと思う。このような本を題材に学校の授業をすればいいと思うのだが。

    0
    2011年09月25日

    Posted by ブクログ

    当時のダイナミックな変遷が伝わってきました。ほんの数ヶ月の間とは思えないような大事件と、それに関わる人々の才能と苦悩を垣間見た気がします。

    0
    2022年01月23日

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