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――クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、歴史は変わっていたかもしれない。
こんな名言が誕生するほど、昔から議論の的となっている「美醜」。
この作品は、美しかった大女優の母・淵 透世と違い、醜い容姿で周囲からいじめられている累(かさね)が、母に託された口紅の不思議な力で他者の顔と入れ替わり、望みを叶えていく物語。
口紅という変身アイテムに「テク○ク○ヤコン」的なキラキラ魔法変身少女を期待すると、大きくしっぺ返しを食らうのでご注意を。
累が葛藤するたびに母の幻影が現れ、悪魔のような囁きを続ける。さらに一度覚えてしまった「人に羨望のまなざしを向けられる快感」は、麻薬のように累を虜にし、次の欲望を生み出す。
累の名前は江戸時代に流布した「累ヶ淵」という怪談を彷彿とさせ、物語に登場する人々の執念は底知れぬ淵にも似たものがある。
累の絶望を知ってなお、「人は見た目じゃない、心だ」と言えるだろうか?
作者はまだ新人とのことですが、これが初連載作とは思えないほどの構成力で、特に目力が素晴らしく引きこまれます。表紙の美しい瞳に魅入られたら、ぜひ。
Posted by ブクログ 2021年07月02日
一歩一歩、野菊が真実に近付いていく様は、恐ろしくもおもしろい。一方で、累の脇の甘さに呆れる。あれだけ惨めな過去がありながらも、美人になってチヤホヤされだしたら忘れてしまうものなのか。あの酷い経験があるなら、人を信用する気持ちなど微塵も生まれない気がする。よく友達を作ろうと、作れると思えるな。守り通さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月15日
これコミックで出る前にWEBで無料で読んだんですが
非常に先が気になる展開になってて本になったら借りようと記憶していて
気づいたらもう5巻まで出てたっていうw
他人と顔が入れ替えられる謎の口紅。
この謎アイテムについての仕組みが徐々に
恐る恐る試しながら解明されていく様子や、
生まれながらにし...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月07日
思い出したのは手塚治虫の「七色いんこ」と「人間昆虫記」。暗くて苦しくてたった5巻読んだだけなのに読み終わってぐったり。野菊の逆襲も秒読みで、この早さで行くと何だか10巻までいかずに終わってしまいそうかなあと。いやあ長けりゃいいってもんでもないのだけど、終わらないでいてほしい気持ちと姉妹の対決を期待す...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月11日
どんどん話が展開していくなぁ。今のところ状況変わらずっていう巻がないから面白く読めてる。相変わらずニナの顔を奪って舞台に立ち続ける累と親友になった野菊。すごくいい関係だと思ったけど、野菊は野菊で累の秘密にどんどん近づいていく。ドキドキハラハラする展開だった。でも累もニナももう少し過去調べられた時のた...続きを読む
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