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Posted by ブクログ 2012年09月17日
小浜逸郎氏が主宰する「人間学アカデミー」という講座で、精神科医の著者が人間の「こころ」の本質に迫るべく、特に統合失調症、発達障害(特に自閉症)、不登校に絞って講演した内容を、加筆修正しつつまとめた一冊。
講演が元なだけに、表現は口語調でわかりやすい。
だからといって内容が浅いかといえば全くそんなこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月10日
高校時代、校内カウンセラーの先生に薦められて読みました。
心理学のなかでも、「コミュニケーション」の問題に触れるには、とても良い本だと思います。
ものごころついたら、知識をもって現実を捉えることができるし、自分の考えていることを、言葉にすることもできる。
どうしてそれが可能かというと、親や兄弟...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月24日
精神医学の大家、滝川一廣先生の本。統合失調症、自閉症、不登校を題材に、「こころ」とは何かについて迫っている。この本の面白いところは、医学的・化学的な視点と生活上の実感を重ね合わせ、異常と切り分けて理解不可能としていた問題について、理解を可能にしてくれるところだと思う。
自閉症や不登校については、同著...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月30日
精神病・精神障害は「異常」な状態ではない。むしろこころの「本質」から発生するものだ……という観点に立って、統合失調症・自閉症・不登校といったこころの「ふしぎ」に迫っていく。
近年、フロイトの流れをくむ「心」の側からのアプローチをとる精神医学は肩身が狭そうだ。より実証を求める「脳」の側からの精神...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月02日
体内の器官を、「臓器」としてみることは、そのものが本来持つ、感覚器としても意味を無くすことになる。それは、西洋医学が、人の身体を、内部と外部に分けて、絶対化したことの副作用だ。人の身体も、自然のモノ、どのように感じ、生きていくにも、存在するということは、西洋がいうような外部との関係性を持つということ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月27日
[ 内容 ]
マニュアル化された現代の精神医学は「こころ」を身体メカニズムの一種ととらえ、正常と異常の境界線をひいてゆく。
これに対して本書は、「こころ」の病はけっして「異常」ではなく、人間の「こころ」の本質の、ある現われとして把握する。
こうした立場から本書は、統合失調症、自閉症、不登校という三つ...続きを読む
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