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風俗の経験6ヵ月、介護の経験ゼロの女の子が出会った障害者の性の現実を、彼女自身がリアルな言葉ですべてを綴ったノンフィクション。車椅子のお客様、寝たきりのお客様、意思疎通のできないお客様、目の不自由なお客様……。障害は人によって違う。悩みも人によって違う。私はそれぞれに見合った性的サービスができているだろうか?少しでも役に立ちたい、もう知らないふりはできないから…これを読めば、世の中が違って見えてくる。
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Posted by ブクログ
感想書こうとするとすんごい量になると思う。 ほんっとうに難しいね!! 何かもう、奇麗事なのか、理想論なのか、じゃあどこまで「ボランティア」できるのか?体か?心か?人々の意識の根本を変えるにはどうすれば良いのか、ってか変える必要性はあるのか。いや、あるんだろうけど今の人々の意識ってのは「悪い」ものなの...続きを読むか。とか。 もう考えればキリが無いことのオンパレーーーーーーード!! 実に深い!そして今の私には答が出せない!
なかなか興味深い
なかなか興味深い内容でした。文章力はありません。だからこそ、伝わる何かがありました。
「きっついお仕事」にはいろいろあるだろうけれど、和田虫像氏が体験できなかったお仕事にデリヘル嬢がある。なにしろこれは女性にしかできない仕事なのね。この著者の大森みゆきという名前は仮名です。仮名であるところに風俗という世界へのこの世の偏見ちゅうものがあるのかもね。 で、この著者、デザイナーとして働...続きを読むきはじめたところ、いろいろな壁にぶち当たっていわゆるソープ嬢になったんだって。その彼女がひょんなことで「障害者専用のデリバリーヘルス」という業界に入ってしまう。なにしろ、ソープ嬢を半年したというのが、このお仕事に就くまでの彼女の風俗と介護(こっちは経験ゼロ)のキャリアなのね。それではじめちゃったんだから、この業界もすごいよね。 まず、謹厳実直な読者の方々にはデリバリーヘルス、略称デリヘルって何だか説明しないと、この本の意味からしてわかんないわよね。あたし?あたしだってわかってるわけないじゃない。ま、読んでみて推測するにデリバリーってのは出前ってことだから、店舗を持たない仕事なの。そしてヘルスって、べつに健康食品とかじゃなくて、性的なサービスをすることだと考えたらいいようね。性的なサービスといっても性交渉は売春だから、これは法律違反。そうならない範囲で顧客の性的欲求を処理する仕事と考えたらいいみたい。まあ、「きっついお仕事」の一つに入るといえそう。 それで本書は大森みゆき(仮名)さんが障害者専用デリヘルというお仕事の体験を紹介してくれている本なの。でもキワモノではないよ。最初に書いたように世間ではいわゆる風俗っていう世界はやっぱり陰の世界なのね。例えば「同和」教育に熱心なセンセイがデリヘル嬢を呼んで遊んだ、なんて言うとみんなから顰蹙を買うことはまちがいない。例えば「風俗っていうのは性の売買で、性の売買は女性の尊厳を否定しているから人権・同和教育に携わる人がなんてことをするのだっ!」なんて批難する人がいるかもしれないし、「そもそもそれはジェンダーの問題でして、そのようにジェンダーを一方的に押しつけることが……」なんて理屈をたれる人もいるかもしれない。 しかし、障害者が性欲を持たないはずはないし、性欲を満たしたいということも一つの自己実現じゃないのかなあ。ところが、障害を持っているがゆえにその性欲の処理は健常者のようにはいかないことって想像がつくでしょ。実際に自慰そのものがままならない人だっているんだと思うの。彼女はこのお仕事を通じていろんな障害者の方と出会う。そして、いろんな形で彼らの性欲の処理に貢献するんだけど、世間っていうのはきっとこういうお仕事についてはフツーの風俗産業以上に眉をひそめるんだろうな。逆に言えば障害者は性欲を持っちゃいけない、恋愛や結婚は許されても風俗産業で遊んじゃいけないって思ってんじゃないかな。ともかくそういう偏見を彼女はどんどん打破していくんだ。 ところで、彼女は介護体験はまったくゼロでこのお仕事に就いたのね。で、お客様と出会うたびに少しずついろんな技術を体得していくんだけど、あるお客様の時に性器を清浄綿で拭こうとしたとき本人はデイサービスで入浴しているからきれいだと思っていたらしいんだけど、そこには垢が真っ白にこびりついていたんだと。介護というのはきっと「性」の部分から目をそらしてしまうものなんでしょうね。だから見えないそういう部分には手は触れないのでしょうね。それにそこまでていねいに洗うべきだとも言えないしぃ。何しろすごくプライベートな部分だものね。 これは介護の問題ではないと思う。そうではなくて介護と人間の「生」(生きるほうだよ)との〈はざま〉みたいなものがあるような気がして、だからそこって介護には絶対手の届かないところなのかもしれない。障害者の「性」(りっしんべんだよ)に向き合うことになった彼女はそうした手の届かないところに手をさしのべることのできる存在だったのだろう。世間からは二重の偏見を浴びながら…。 ★★★★ これでまた読者諸姉諸兄の職業リストにひとつ「きっついお仕事」が加わったんじゃないかな。大森さんはこのお仕事にある種の職業倫理みたいなものを持っていたような感じがする。このお仕事への誇りなのかもしれない。人権・同和教育を考える上で、「障害者問題」を考える上でも、「いのち」について考える上でも、「しごととくらし」について考える上でも、「女性と人権」について考える上でも貴重な一冊。
必要な方々
仔細に、御本人の体験から行われていること、感じるところ社会に求める事等が、ご自身の言葉で書かれており、そのお仕事の存在を知りました。
#深い
大森みゆき 著「私は障害者向けのデリヘル嬢」、2005.12発行。会員制で自給1万円ぐらいだそうです。障害者相手の性的サービス。著者は、手足が不自由、目が見えない、車椅子、寝たきり・・・、いろんな障害者を相手に、呼ばれたら家に、ホテルに、施設に、家族公認で、家族に内緒で、障害者に喜びを与えてきたと。...続きを読む介護の技術もいつの間にか身についたそうです。読後、著者のやさしさが印象に残りました。健常者と障害者について、考えさせられた書です。
生の数だけ性がある。 筆者は、健常者と障害者の境界を行き来しながら、 その性に尽力した強い人間に思えた。
ボランティアでできないだろうな。 障害者といえども人ですからどうしてるんだろうなと思った。お金がある人しかとか出ないとデシヘル呼べないよな。差別とはいかないけど、なにかひっかかるな。
介護士や亡くなった方を納棺する死体洗いの方など、自分には絶対に出来ないお仕事をする方達がいる。本当にすばらしく頭があがらない。そして、また、ここにも、障害者向けのデリヘル嬢として、男性を助けてくれる女性が専門に存在するとは。。こういうことは、表向きには語られることはないが、人間である以上、障害者でも...続きを読む、性欲があって当たり前だ。実際にどうしているのだろう、と、やはり思ってしまう。こういうサービスは必要だ。がんばってもらいたい。
リアルに現場にいた方の声、ということでとても興味深く読むことが出来た。 健常者だって100人100様なように、障害者の障害だって100様。 それを専門の知識が無くても、一生懸命自分で考えて対応しようとする姿は素晴らしいな、と思った。 実際、障害者の方の性という分野については、現在の日本国内...続きを読むではなかなか難しいものだと思う。 そういったサービスが以前と比較して増えてきてはいるものの、周囲の理解という点においてはまだまだだろう。 だってみんな人間だもん、性欲くらいあるよね。 大切なことだけに、もっとたくさんの人がこういう本を読んでいろいろなことを知ってほしい、と思った。
著者の大森みゆきさんが,障がい者を対象とするデリバリーヘルス(店舗を持たない出張型の風俗店)で働いた経験をもとに書かれた著書です。 お客様である障がい者の方々との関わりの中で,コミュニケーションについて,差別と偏見について,そしてバリアフリーについて等々…。 まだまだ「障がい者の性」については,福祉...続きを読むの仕事に携わる人ですら目を背けているように思えます。本当に考えさせられる一冊でした。
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