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レンブラントやゴッホと並び、いまやオランダを代表する画家になったフェルメール。彼には“静謐(せいひつ)の画家”という異名が冠せられている。しかし、「なぜフェルメールの絵が静かなのか」という問題が真正面から語られたことはなく、専門書にもその理由は記されていない。本書は、フェルメールの絵における色彩や構図、モチーフ、光などへの考察をはじめ、17世紀オランダの時代背景や精神文化に至るまでを分析し、フェルメールの静けさの謎に迫る。【目次】はじめに/第一章 フェルメールブルー/第二章 構図と素材の秘密/第三章 女たちの姿態/第四章 剥奪される意味/第五章 穏やかな光、霞む空気/第六章 静けさを描くことの理由/第七章 静かでないフェルメール/あとがき
...続きを読むPosted by ブクログ 2021年05月05日
今や日本人のとっても好きな画家のトップクラスに入るフェルメール作品について、「静かさ」という切り口で問いかけていく、中々に面白い企画である。
使用された素材(アズライトよりも鮮やかなラピスラズリ(ウルトラマリンブルー)、構図、削除・抑制のよる描き方、光そのものの捉え方、その光が当時のオランダ特有...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月02日
フェルメールはなぜ"静謐の画家"と呼ばれるのか。
分析の対象として
《窓辺で手紙を読む女》
《牛乳を注ぐ女》
《窓辺で水差しを持つ女》
《青衣の女》
《真珠の耳飾りの少女》
《天秤を持つ女》
《真珠の首飾り》
といった作品がメインで取り上げられています。
フェルメールの絵画が...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月23日
大事だよね謙虚さって。自分がちょっと調子のいいときは、ついつい大きな声を出してしまいがち。そんなときに客観的・俯瞰的に自分を見れるかどうか。この本を読んでふとそう思った。
フェルメールの絵は凛として静謐。フェルメール絵画の「静けさ・静謐さ」にスポットをあてた新書。主にピーク期の絵中心。青衣の女あた...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月29日
先日、フェルメール・センター銀座の「フェルメール光の王国展」に行き、「真珠の首飾りの少女」しか知らなかった私ですが、すっかりフェルメールの絵に魅せられてしまいました。
もっとフェルメールについて知りたいと思い、手にした本。
『フェルメールの静けさの謎を解く』
彼には”静謐の画家”という異名が冠せられ...続きを読む
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