毒と薬の世界史 ソクラテス、錬金術、ドーピング

毒と薬の世界史 ソクラテス、錬金術、ドーピング

946円 (税込)

4pt

毒にしても薬にしても、人類との関わりは、きわめて長く深い。古くから人類は毒を避け、効能のある物質は活用してきた。そして、それらを合成することが可能になってからは、良きにつけ悪しきにつけ、その使用法は無限に拡大している。しかし、実は、同じものが毒にもなれば薬にもなる。本書は、ソクラテスの飲まされた毒から、錬金術、ドーピングにいたるまで、古今東西の毒や薬をめぐる秘話・逸話を紹介するものである。

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毒と薬の世界史 ソクラテス、錬金術、ドーピング のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    地球誕生から今日までの年月を1年に換算する
    ▶︎46億年前-5億4000万年前(先カンブリア時代
      ▶︎ 1月1日-11月19日
       ▶︎ 3月20日=35億年前に最初の生物
       ▶︎ 9月27日=12億年前に動物と植物の分化
    ▶︎5億4000万年前-5億年前(カンブリア紀
      ▶︎11月

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    ふと手に取った本だが、こんなに雑学に満ちた面白い本は初めてだ。本がメモと線だらけになってしまった。表裏一体である薬と毒。その歴史を原始~現代まで見た通史。アスベストなど最近になって人間に毒であることが分かったものも数多く、最後は少し怖くなってしまった。また、副作用が転じて正規の作用として治療に使われ

    0
    2011年03月11日

    Posted by ブクログ

    日本・海外問わず様々な毒と薬の成り立ちなどが分かる本。薬は使う量により毒にもなるが、人間がそれを理解してきたのはかなり最近の話。様々な知識の積み重ねで病気に勝てるようになってきた経緯がわかる。
    副題の「ソクラテス、錬金術、ドーピング」と書いてあるが、読んでみるとそこに特化したわけではない。参考文献の

    0
    2023年10月20日

    Posted by ブクログ

    私たちは農薬のような毒があるものであっても適切に使用すれば人の役に立つ事を知っている。同時に小さいケガや病気であれば絆創膏や痛み止めなどの薬を使用しているが、間違えた使用方法だと人に害をなすことも知っている。そんな毒と薬が歴史の中で人によってどのような変遷を経て来たのかが記載されていて、身近すぎて気

    0
    2015年07月13日

    Posted by ブクログ

    おもしろい。特に、江戸後期〜明治までのシーボルトとビュルゲル、北里柴三郎の研究に関する記述が目を引いた。現在の薬剤師の立場についての改善を薬学部出身の著者が丁寧に指摘している。

    0
    2013年02月27日

    Posted by ブクログ

    密な本。古今東西における毒と薬の逸話を取り上げていて、飽きない。
    『世界史』と銘打ってはいるが、日本史も多く登場したので、良い意味で予想が外れて楽しかった。

    0
    2011年12月13日

    Posted by ブクログ

    世界は古代エジプト、日本は養老律令の時代から今日までの薬の歩みと、学者のエピソードがまとめられていて歴史物としても面白い。化学的に「薬」と「毒」を表裏一体として捉える視点も素人にも分かり易く斬新に思えた。
    あと、トウガラシが鉄砲伝来の時期にポルトガル宣教師が日本に伝え、秀吉の朝鮮出兵の際に、目つぶし

    0
    2010年10月06日

    Posted by ブクログ

    まさに薬毒同源。
    薬の発展は毒の発展であり、薬との戦いもまた毒との戦いである。
    内容はどちらかといえば薬寄りがメインになるかなと。近代に入って単離がうまくできるようになってからの発展は目まぐるしいものだ。

    薬は古くから、成分がわからないまま、一部は不確実なものが使われてきた。でも毒は必ず毒として使

    0
    2019年03月27日

    Posted by ブクログ

     古代から現在までの「薬」「毒」と人類のかかわりを網羅的に整理している。雑学的なエピソードがてんこ盛りで情報量の多い著作だが、それだけでなく、医薬開発の負の側面(戦争犯罪、非道な人体実験、公害、依存症など)に対する問題意識が明確で、特に日本における薬害の多さや医薬分業の遅れ(薬剤師の地位の低さ)に対

    0
    2018年09月16日

    Posted by ブクログ

    中公新書定番の○○の世界史シリーズ。テーマごとに掘り下げてくれるので、一般的な通史と違った視点で歴史を見ることができて面白い。
    一番驚いたのは、トウガラシの伝来は、中国、朝鮮、インドよりも日本が先、というくだり。和食にトウガラシを使った辛い料理が少ないのが昔からの疑問で、きっとトウガラシが伝来するの

    0
    2017年05月08日

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