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中国では長く厳しい乱世が多くの処世訓を生んだ。中でも最高傑作とされるのが、明末に著された『菜根譚』である。社会にあって身を処する世知と、世事を離れ人生を味わう心得の双方を記したこの書は、江戸期に和訳されて後、生涯の道を説くものとして多くの日本人の座右の書となった。本書では内容を精選して解説するとともに、背景となる儒教・仏教・道教の古典や故事、人物を丁寧に紹介、より深い理解へと読者を誘う。
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Posted by ブクログ
中国の明の時代に書かれた処世訓の「菜根譚」の解説の本です。 菜根譚の言葉を取り上げて、わかりやすく解説してます。 儒教の土台に仏教と道教の考えが交わり菜根譚の魅力となっています。 何事も程よい考え、態度が大切だと思いました。
初めて触れた「菜根譚」。 なるほど、時代を越えた処世訓の数々。 今後、より深掘りした内容の書籍にもチャレンジしたい。
「菜根譚」はNHKの100de名著シリーズで知り、是非とも読みたいと心打たれた本。 ・足るを知る ・承認欲求を無くす ・人間万事塞翁が馬 ・中庸 など、謙虚な生き方の考えが中心のテーマ。 改めて、過ぎたるは及ばざるが如しを実践していきたいと思える内容だった。 落ち込んだり、逆に調子が良い時にもま...続きを読むた読みたい本。
中国の明代の古典。日本人受けする処生訓は歳とともに心に響いてくる。 40歳を過ぎて菜根譚の魅力に気づいた。自然体というか無理せずに今の自分を受け入れることを認めるような穏やかな内容。他の本で少しづつ毎日読んでいた中で積ん読の本書を通読。 菜根譚の成り立ちから中国の古典の中での位置付けや菜根譚の思...続きを読む想の源泉をたどって良くできた解説であるように思う。菜根譚の言葉に一つでも共鳴した方にはぜひ本書を手に取っていただきたい。 「人、常に菜根を咬み得ば、即ち百事做すべし。」 これが、菜根譚の題の由来。 何度も読み返したい古典です。
[渡る世間のお供に]中国の明末に洪自誠が著した『菜根譚』。中国最高の処世訓と呼ばれ、日本でも長く読み親しまれてきたこの作品を解説した一冊です。作品の成立背景が明らかにされるとともに、その教えが著者の解説付きで抜粋されています。著者は、同じく中公新書から『諸子百家』という作品を世に送り出している湯浅邦...続きを読む弘。 恥ずかしながら本書を手にするまで『菜根譚』のことを聞いたことがなかったのですが、本書を読んで早速興味が湧きました。中国の古典というと堅苦しいイメージを持たれるかもしれないのですが、平易で簡潔な内容とその深さ(とかくと自分の浅さが透けて見えてしまうのですが...)に魅力を感じること間違いなしです。著者の一条一条に関する解説その
現代にも通じる処世術である。 西洋文明的ではなく 何事も中庸がよいと考える中国の処世術は 現代のストレス社会においては心地よく感じる。 あまり頑張りすぎないことも重要である。
本書は、中国思想史を専門とし、 現在は大阪大学教授である著者が、 中国の説話集『菜根譚』を紹介する著作です。 16世紀、明の時代に編纂された『菜根譚』は、 儒教をベースに、仏教・道教を融合させた人生哲学を論じる処世訓。 筆者は、まず菜根譚がどのように誕生し普及したのかを解説し...続きを読むます。 続いて、菜根譚に納められた説話を、 その内容や意味、関連する他の古典の解説などを交えて紹介 終章では、唐代の「顔氏家訓」など『小学』など、処世訓の変遷をたどります 文は拙を以て進み、道は拙を以て成る 人の小過を責めず、人の陰私を発かず、人の旧悪を念わず -など、含蓄に富む語はもちろん 万暦帝の墓所や中井竹山・履軒兄弟などに関するコラムも興味深かったのですが、 個人的に、もっとも印象深いのは 『菜根譚』に見出しがないのは、読者に自由な読みをさせる意図ではないか という筆者の指摘です。 単にその場しのぎの世渡り術ではなく よりよい人格を育み、豊かな人生を送るための手掛かりを与えてくれる本書 中国思想に関心のある方に限らず、多くの方にオススメしたい著作です。
明の時代のもの 施しの気持ち 清か濁りか 暖かい心をもつ 全てを形容詞で表わす 本当の敵は自分の小賢しさ 学びが大切 忙しすぎず暇すぎない
菜根譚を筆者の視点から6つのカテゴリーに分類、代表的な条を精選、その背景となった古典や故事を引いて解説している点がおもしろい。コラムもおもしろい。未収録の条は、他書に譲っているので、菜根譚の概略を知りたい人向け。
本書を読むにあたり、時代を超えて共感できる部分とそうでないところの見極めはいるだろう。 人生の先輩達が老いて気付いた人生の tips は時が移ろうが全く色褪せない。しかしながら、その英知も男尊女卑を肯定しており、今に合わないということも忘れてはならない。 この本で気付いたのは、言葉ができた経緯を理解...続きを読むせずに安易に当てはめて用いる危うさである。例えば、中庸でいることの重要性は、力いっぱいやっている人の警句であり、サボるための口実ではない。本来の意味を知らず言葉を用いていた愚かさに今更ながら赤面してしまう。 とはいえ、この本は古いのである。確かに、人間の愚行は数多繰り返されるのだろうが、時代は明らかに不可逆的に進んでいる、男尊女卑の価値観は明らかに捨て去るべきだ。そういう意味で、こららの言葉も取捨選択し活用することを肝に銘じた。
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菜根譚 中国の処世訓
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