音楽の聴き方 聴く型と趣味を語る言葉

音楽の聴き方 聴く型と趣味を語る言葉

858円 (税込)

4pt

音楽の聴き方は、誰に言われるまでもなく全く自由だ。しかし、誰かからの影響や何らかの傾向なしに聴くこともまた不可能である。それならば、自分はどんな聴き方をしているのかについて自覚的になってみようというのが、本書の狙いである。聴き方の「型」を知り、自分の感じたことを言葉にしてみるだけで、どれほど世界が広がって見えることか。規則なき規則を考えるためにはどうすればよいかの道筋を示す。

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音楽の聴き方 聴く型と趣味を語る言葉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    さまざまな音楽批評の事例から,音楽の聴き方および語り方について解剖する本。主張自体は無難なものが多いものの,巻末の読者案内を始め単純に勉強になる内容が多い。

    0
    2023年09月21日

    Posted by ブクログ

    音楽は言葉では表現できないと言われることがありますが、そうではないことを本書は示してくれます。

    ”音楽の少なからぬ部分は語ることができる。語らずして音楽はできない” ということを、指揮者の指示、表現の伝え方を通して説明している様は、とても説得力がありました。
    2021,3/11-3/13

    0
    2021年03月13日

    Posted by ブクログ

    聴くことと語り合うこととが一体となってこそ音楽の喜びは生まれるのだ。

    芸術音楽は、「趣味や知恵を深めること」を当初より前提として創られている

    音楽の建築性

    今日では実は逆に、音楽をいつでもどこでも聞けると思わないこと、聴くための手間を厭わないことが大切。

    「料理も作れないお前に、料理の良し悪

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    2017年09月28日

    Posted by ブクログ

    印象派の写実的な鑑賞からロマン主義の実存的捉え方を経て、、コミュニタリアニズム、ポストモダンまでの、これはまるで思想史をなぞるような、「文学部唯野教授」の音楽史版講義を受けるかのような示唆に富む。が、やはり作者としては、というか、作者の嗜好としては古典的な写実主義に肩入れしてる感はある。観客がリズム

    0
    2015年09月09日

    Posted by ブクログ

     音楽感、観を持ちたいと思い、手に取る。ほぼどのジャンルの音楽が好きなので、手当たり次第に色々聴いてきたつもりでいたが、本書を読んで少し整理がついた気分。歴史をしらべる、楽典を学ぶ、楽器を演奏してみる(習う)等は興味があれば当然やるだろうことだが、これら今までやってきたことに対しても、それなりの意味

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    2014年05月14日

    Posted by ブクログ

    決して「体系的」な本では無いけれど、部分部分をさらうだけでも充分音楽の聴き方が変わり得る。

    何とはなしに漠然と耳を傾けていた演奏を「何らかの位置付けを行いながら聴いてみる」という方法を教えてくれた。

    0
    2013年04月30日

    Posted by ブクログ

    絶対的良書やー。人生が豊かになるためのリスナー姿勢を身につけさせる、しかし先入観を与え過ぎないように、ってのを絶妙なバランスでやりきって成功している。最後に「現時点での」ハウツーが載っているのも真摯でユーザフレンドリ。何回でも読みたい。

    0
    2012年07月09日

    Posted by ブクログ

    音楽は言葉では言い表せないという言説を否定し、もっと冷静に音楽を聴く方法が書かれている…のだと思う。
    もう少し読み込まないとな 汗

    0
    2011年09月05日

    Posted by ブクログ

    現代の音楽に関するイデオロギーを読み解き、音楽の聴き方を示した著作。
    現代には音楽に限らず芸術において、感性史上主義的な考え方が流布されているが、それは19世紀に作られたイデオロギーの残骸であると著者は言う。
    著者の批評の射程は、音楽に限らず、芸術と言語に関する極めて現代的な問題を綺麗にえぐり出すも

    0
    2011年02月17日

    Posted by ブクログ

    クラシック音楽の聴き方に関する話だが、他の音楽や芸術についてもあてはまることが多い。芸術を愛するあまり、自分の好きなものとタイプが違うものや、それを好きな人と対立のような言論が生まれてしまうこともある。それはどちらがすぐれている、というよりも、自分にそれを聴く(見る、楽しむ)ための下地があるかどうか

    0
    2025年10月12日

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