大平正芳 「戦後保守」とは何か

大平正芳 「戦後保守」とは何か

924円 (税込)

4pt

戦後、「保守本流」の道を歩み、外相・蔵相などを歴任、一九七八年に首相の座に就いた大平正芳。その風貌から「おとうちゃん」「鈍牛」と綽名された大平は、政界屈指の知性派であり、初めて「戦後の総決算」を唱えるなど、二一世紀を見据えた構想を数多く発表した。本書は、派閥全盛の時代、自由主義を強く標榜し、田中角栄、福田赳夫、三木武夫らと切磋琢磨した彼の軌跡を辿り、戦後の保守政治の価値を問うものである。

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大平正芳 「戦後保守」とは何か のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年09月29日

    面白かった。
    大平正芳の人となりを知ることができたし、戦後政治史のおさらいにもなった。
    大平の学生時代や官僚時代のことをもっと知りたかった。その後の政治姿勢を培ったものは何だったのか。

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    Posted by ブクログ 2021年05月29日

    安倍・菅政権を考える上で私たちは日本の保守政権をしっかり振り返る必要がある。そのために大平は、とても重要な結節点にあった政治家であることが本書にも見受けられる。

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    Posted by ブクログ 2016年09月23日

    官僚時代のエピソードに、政治家「大平正芳」の一端を感じる発言がある。終戦が決まった数日後、同僚の宮沢喜一に向かって、「これで日本は何も無くなってしまった。これからどうやって日本人を食わせるか。外地から帰って来る人も多いだろう。何百万人が餓死しなければ生きられないかもしれない。すべてが止まってしまった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月09日

    角栄本を読んだ後であったが、前者が角栄という人物に主に焦点を当てていたのに対し、こちらは大平正芳という人物と政治状況を描いた書。

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    Posted by ブクログ 2013年06月01日

    戦後1970年代に活躍した政治家、大平正芳の伝記。
    地味ではあるが着実と派閥の波間をくぐり抜け、総理にへと至る内容。
    大平自身の思いや構想に関しては都度引用されているが、
    これが少し難しく感じた。
    しかしここまで角栄と大平で伝記の雰囲気が変わるとは思わず、
    面白かった。

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    Posted by ブクログ 2013年09月25日

    大平正芳に代表される保守本流についての概説書でもある。つまり経済重視・米中重視・中福祉中負担。消費税についても。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    政治家の自己表現力と本当の能力は一体どうなのかを考えさせられた。

    大平正芳という政治家の表現力は僕の眼には貧弱に見えた。

    しかし、その底流に流れていたものは、深い知識に支えられた洞察力と権力の行使に対する慎重さだった。

    戦後保守政治の一端を語る良本。

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    Posted by ブクログ 2018年11月05日

    子供ごころに首相として最初に認識した人物で、在任中に亡くなったという以外、あまりイメージは持っていなかった。たまたま、今年の夏休みに旧師を訪ねた際に、私の先輩にあたる、という由で話題に上った。カーターかキッシンジャーか(どっちか忘れた)が信頼を寄せていたとか、周恩来が褒めていたとか、人物的な評価があ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年01月24日

    2014年度秋学期輪読。最後の2回で怒涛の追い上げでなんとか年度内に読み切る。「含羞の政治家」という大平評はだいたい妥当かしら。とまれマスター学生による報告もこれでおしまい。来年度はどうしようなかなあ。

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    Posted by ブクログ 2013年10月03日

    地元の駅ビルで購入する。大平元首相は、気になる政治家です。城山三郎さんの最後の仕事は、大平元首相の伝記でした。にもかかわらず、何も知らないのです。ですから、気になるのです。正直、失望しました。出来の悪い本ではありません。読みやすい本です。にもかかわらず、失望しました。理由は簡単です。僕の期待値が高す...続きを読む

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