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Posted by ブクログ
『匣の中の失落』のような酩酊感、まさかの某有名作のアレが飛び出したり、後半パートでは脳がぐちゃぐちゃになりながらも、美しいロジックを見せられたような錯覚が… 答えがあるのだとしたら、辿りついている自信はないのだが 。なんだ奇書か。AV業界出てくるし万人に薦めにくいぞこれ笑
作中作の強烈な批評には頭を抱えてしまうし、メタミステリ的な構造にもハテナだし、エピローグの頃には気持ち悪くなっています。ただなんだこの解放感と清々しさは…
傑作といっていいと思います。
私が勝手に決めつけていた奇書に求める定義が、大きく覆された作品。
「偶然」や「読者に委ねる」とはまた違う角度から鬼畜に切り込んでくる作者にやられた。
オススメマラソンその⑪
らきさんから紹介してもらいました。
Posted by ブクログ
いったいこれはどんな物語なんだろう。
読み終わった今でもよくわからない。
不思議な世界を旅してきたような、ある種異様な思いだけが残る。
ひとつの解決を見たと思えば次の章で否定される。
それでは新しい解決が正解かと思えば、すぐにまた否定される。
物語の構成は複雑で、最期まで読者は気を抜くことが出来ない。
この物語を理解しきれる読者がどれほどいるだろう。
少なくとも私には無理だった。
幻想世界と現実・・・入り組み混沌とした中で、何が現実で何が幻想なのか。
真実はどこにあったのか。
この物語、映像化はできないだろうな。
同じ人物でも登場する場面によって全然キャラクターが違う。
祭壇が見える・・・という場面は、読んでいて本当に怖かった。
その時点ではそれが真実に思えたので。
人の心はけっして単純ではない。
最期まで姿を現さなかった美南は、結局どうなったのだろう。
事件は本当に起きていたのか?
あらゆる登場人物は、みな現実の世界ではどうだったのか?
怖いくらいの薄気味悪さが残った。
まるで物語自体が平衡感覚を失ったまま彷徨っているような、そんな物語だった。
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