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Posted by ブクログ 2023年04月15日
生きてゆくうえで本当に大事なことにはたいてい答えがない。答えではなくて問うこと、それ自体のうちに問いの意味のほとんどがある。
大事なことは困難な問題に直面したときに、すぐに結論を出さないで、問題が自分のなかで立体的に見えてくるまでいわば潜水しつづけるということなのだ。
「受験勉強でついた頭の...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月20日
自分がうだうだ悩んでることに対して先人たちはもうずっと前から深く考え続けていてその軌跡を遺してくれてたんだなあ
鷲田清一さんの本、他も必ず読んでみよう
意識はしばしば感覚のひだのなかに身を潜めている。重ねられた唇と唇のあいだ、閉じられた瞼、収縮した括約筋、拳をにぎりしめたときの手、押しつけ合った指...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月09日
タイトルに惹かれて読みました。先に読んだ同著者の「〈ひと〉の現象学」とほぼ内容が被っていましたが、解りやさすさ(ライトな切り口)はこちらの方。「生きてゆくうえでほんとうに大事なことには、たいてい答えがない」として、それを問うこと自体に意味があると言う。解らないことに出会った時、それを安易な、解りやす...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月11日
〝ほんとのところよくわからない、とほんとうに思うようになるのが、ひょっとしたら老いのしるしなのだろうか。
死ぬ前に、理解できなくとも納得だけはしておきたい。自分がここにいる、いた、という事実を。
あるいは、ついに理解できなくても、このことがわからないという、そのことだけはわかっておきたい……。
近ご...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月29日
わかりにくい問いをわかりやすい形にパッケージングし答えを出すことが知的な営みと思われる節があるが、わかりやすくする中で削ぎ落とされてしまうものの中に本質が宿っているかもしれない。
本質を失った問いは解いても解いても解決には向かわない。
まずはそのまま受け入れる、向かい合う事が良く生きる為の第一歩かも...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月31日
大学受験を控えた者が必ず通る道にいる鷲田さん。
現代文の問題で苦労した記憶があります。
心に余裕をもって読んでみると感じられるところが多くあります。
高校時代の自信のなさからくる焦り。言いようのない不安。自分の存在意義のゆらぎなど…。
私は落ち着かないまま高校時代を過ごしました。どうすれば、焦りか...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月10日
【目的】
学生時代の知識欲を取り戻す
【引用】
・幼子から青いひとまで、共通しているのは、ことがらには1つしか真理がないこと、そしてその真理はいまあきらかに「われ」の側にあるという確信だろう。
・人間の弱さはそれを知っている人たちよりは、それを知らない人たちにおいてずっとよく現れている。
・…いま...続きを読む
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