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視聴率の女王の正体! 2008年春、戦後の欲望史を象徴する稀代の女ヤクザが、ついにテレビから姿を消した! 細木数子70歳。古希とともに魔女の時代は終焉を迎えた。本書は、細木の絶頂期に「週刊現代」で連載、6億円の損害賠償訴訟を起こされながらテレビ降板へと追い込んだ渾身のルポルタージュである。※本書は、2006年11月に刊行された『細木数子――魔女の履歴書』に加筆・修正、文庫化したものです。
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Posted by ブクログ
作者の溝口敦さんの『暴力団』がとても面白かったので、この作品を手に取りました。 細木数子は、その言動の品のなさから大方予想はついていたが、とんでもない経歴だった。簡単に言うと、水商売~売春~ヤクザの流れ。 占いもなんの根拠もないインチキで、当時本買ったりテレビみて「大殺界だからマンション買うのや...続きを読むめよう」とか言ってた人達は、この本を読んだらどう思うのだろうか。 視聴率のためにこんなペテン師を担ぎ上げるテレビ局、そんな低俗な番組を見て喜んでる人達・・・。 テレビがいかに下らなくて害があるものなのかがよくわかる本だと思います。 今はマツコ・デラックスあたりがこの枠で活躍されています。 この薄汚れた低俗な世界を知るために、是非読んで頂きたい本です。
某氏を番組降板に追い込んだ(とされる)本。 まあ見たまんまの人物。 この溝口という人は度胸あるなあ。
妻妾同居の家に生まれ、中1でポン引きに立つ。青年俳優との恋に破れ、玉の輿婚家を3カ月で飛び出し、クラブのママ、暴力団総長の姐さん、負債歌手の後見人に。パクリ占術本で先生と呼ばれ、大物思想家の親族と婚姻訴訟。鑑定と墓石・仏壇販売で蓄財し、恫喝と罵倒で「視聴率の女王」となる。本書は、細木の絶頂期に「週刊...続きを読む現代」で連載、6億円の損害賠償訴訟を起こされながらテレビ降板へと追い込んだ渾身のルポルタージュである。 細木数子はイメージ通りの女ヤクザなんですが これを書いてしまう溝口敦さんが凄い。 或る意味、戦場ジャーナリストと同じようなジャーナリスト魂ですね ほんと、よく書いたわ。
細木数子を目の前にしたら、普通の人は、何も言えなくなってしまうだろう。 くぐってきた修羅馬が違うし、もはや、怪物と言っても過言ではないと思います。 普通の尺度で、この人を測ることはできないかもしれません。 もちろん、この本を見れば、細木氏を、悪人だと誰が読んでも、思いますが、 本人は、全く思って...続きを読むないのでしょう。 金と性に対する執着心は、自分の想像を超えています。自分だったら、たぶん、頭がおかしくなっている ような状況の中で、潰れない、そのタフさに、驚愕します。 読んでも、何か得られる本ではありませんが、日本を代表する極悪人の生き方を知るには、 もってこいの素材です。溝口氏は、怖いもの知らずですね。ほんと、命懸けのお仕事だと思います。
過度に持ち上げる・けなされる人物には、 何か歪んだ思惑が隠れている。 勢いだけで生きている人間に負けない テンションか論理が不可欠。
最近テレビの方は引退したようですが、数年前にテレビであの顔を見た途端、チャンネルを切り替えていたことを思い起こしました。 以下、本文より、 細木数子は現代が抱える低俗性の指標としてなりうる人物。。。細木が体質として持つ低俗性にはいくつかの特徴がある。下品さ、金権主義、事大主義、教養や常識のなさ、は...続きを読むすっぱな物言い、勝ち組志向、弱い物いじめ、自己省察の欠如、没論理性などがそれである。細木の人間性は電波に乗ることで影響力を拡大してはならない類である云々。 いやぁー、よく書いてくれました。あの当時感じていた胡散臭さは、こういうことだったんですね。 それにしても、テレビは引退しても出版のほうはまだ頑張っているようで(昨日も大きな新聞広告を目にしました)、この本よりも、あちらの方が売れているだろうことは甚だ残念です。 (2008/10/2)
やはり、かつてテレビで抱いていた嫌悪感はそれほど理由の無いものではなかったことが確認できて安心した。 ただ、どんな人が今も本を買って支持を続けているのかが気になる。それがB層の正体か。
細木和子ってヤクザと繋がりがあったというより、本人がモロにヤクザでだったのですね。 悪をテレビから追放した著者の功績は大きい。
えらく悪く書いているけれど、それは当時テレビで持ち上げられていたからそれに対抗するためだろうとは思う。 この時点で地上波から姿を消した細木さんも引き際を知っていて上手だと思った。 勝負は引き際が肝心。勝負師としての勘は有ったのだろうと思う。
ここ何年か細木数子を見なくなったと思っていたが、なるほどこういう人だったのか、という感じである。 簡単に言えばひどい守銭奴、女ヤクザな人物だったということだろう。 ただ、事実としての内容のインパクトはやや少ないかなぁ。
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